意外と早い?みんなのウェディングの改革
みんなのウェディングの2017年(平成29年)決算が発表されました。
今年の結果は大体予定通りの着地点に落ち着きました。
ただ、2018年の決算予想が予定より高かったことから株価が好感を示しています。
この日は日経平均が-1.57%の大きな下げの中で、みんなのウェディングは8%も上昇しています。かなりの上昇圧力ですね。
今回はそんなみんなのウェディングの決算内容を含めて考察してみましょう。
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2018年の決算は上方修正
四季報での2018年9月決算の予想は以下のようになっています。
(
楽天証券
)
そして、今回会社から出てきた資料での決算内容は以下のようになっています。
営業利益が40百万円から250百万円へと劇的に増える見込みを立てていますね。
今回の決算の40百万円という数字が本社移転に関わる費用がかかったために低くなっているとはいっても、結婚市場の激化が進む中、2016年決算以上の結果を出すというのですから中々大変なことだと思います。
(関連記事:みんなのウェディングも高利益体質企業となるか!?【穐田銘柄】)
私の中では「2年位は辛抱の時期かな~」なんて気持ちでみんなのウェディング株を購入しただけに、このように早い段階で結果を出すという姿勢は嬉しいものです。
(関連記事:みんなのウェディングの株を購入しました)
カカクコムのような爆上げがこれから起こる可能性もゼロではないので、売り時には気をつけないといけませんね。生半可な利益で売って後悔しないようにしないといけません(^^)
長期投資家を名乗っているので、どっしりと構えた投資をしたいものです。
しかし、ただ予想が上方修正されても現実が伴わなくてはどうしようもありません。
ゼクシィやウェディングパーク、楽天ウェディングにマイナビウェディングという群雄割拠ですが、その中で生き残るすべはあるのでしょうか?
経営者が穐田さんですから私みたいなニート系男子が心配するまでもないと思うのですが、気になった部分がいくつかあったので、書いていきます。
相談デスク再オープン
相談デスクを再オープンしたようですね。
→みんなのウェディング相談デスクページ
銀座なんていう土地の高いところに無料の相談デスクを設けてちゃんと元が取れるんですかね?笑
まぁ結婚式というのは利益率が高いでしょうから、広告料や紹介料という形で大きくバックが有るんでしょうね。
あると信じています。
投資家としてはちゃんと利益が確保できるのか心配ですが、ユーザーとしてはかなり嬉しいサービスだと思います。
やはり、結婚式というのはお金もかかることですし、大抵は始めてでしょうから分からないことが山ほどあります。
そんな中で、プロに予算などを話して親身に話を聞いてもらえるというのは、かなり強い付加価値のあるサービスだと思います。
ユーザーとの接点強化、ユーザーファーストなサービスを提供していくことを考えると大事なのかもしれませんね。
しかしそうは言っても銀座でなくても良さそうなものですが(泣)
今、銀座ってはがき一枚ほどの土地で60万円もするみたいですよ(^_^;)
定款一部変更
定款が変更されたというのは気になりますね。
→みんなのウェディング: 定款の一部変更のお知らせ
最初は定款ってなんぞやと思っていたのですが、以下のようなものだそうです。
公益法人・会社・協同組合などの社団法人の目的・組織・活動などに関する根本規則。また、それを記載した書面。
(出典:デジタル大辞典)
堅苦しそうなものですね笑
読んでもよくわからないだろうな~と思いつつ、書類に目を通してみると面白いことが書いてましたね。
「旅行業法に基づく旅行業」というのが、事業の活動として追加されているのです。
普通に考えると、これからハネムーンの仲介事業にも手を出していくということですよね?
なかなか面白い試みだと思います。ありそうでないというか。
ハネムーンに絞ったサービスを提供しているサービスはあるのか検索してみると、JTBやH.I.Sが提供しているものの、あまりパッとしないサービスばかりです笑
私の想像力ではハネムーンの旅行先を探す気持ちになれないので、どんなサービスができるといいか分かりませんが、新婚の穐田さんであればいいインスピレーションを受けて良いサービスを提供できるかもしれませんね。
旅行業というとてるみくらぶの破産が記憶に新しいですが、あくまでも穐田さんが手がけるサービスはどうせ仲介業でしょうから資金が回らなくなるなんてことには陥らないでしょう。
その辺は日本を代表する経営者でもある穐田さんに抜かりはないことでしょう。
ただ、ハネムーン事業を手がけるとして、結婚式の仲介とハネムーンの仲介が繋がるのかというのは疑問が残ります。
みんなのウェディングとしては結婚式を行ったユーザーを逃したくないわけですが、みんなのウェディングがやっているのはあくまでも仲介なので、仲介が終われば基本的には実際の式場の人にユーザーを引き継ぐわけです。
食べログがユーザーを仲介して、実際にサービスを提供するのは予約先のお店であるというのとなんら代わりは無いですよね。
つまり、引き継いだところでみんなのウェディングの役目は終わってしまい、これからハネムーンをするということが分かっているユーザーをみすみす一度手放してしまうわけです。
「ハネムーンを予約するのもやっぱりみんなのウェディングからだよね」とユーザーが戻ってくるような仕組みを作り、上手くその仕組みが働くようにしなくてはいけません。
そんな仕組みをどうやって作るのかというのはお手並み拝見ですね。
(何様だよ笑)
ストックオプションの発行
ストックオプションが発行されてしまいました・・
→みんなのウェディング:募集新株予約権(有償ストック・オプション)の発行に関するお知らせ
ストックオプションは株主の利益を盗む行為ですからね。決して嬉しいものではありません。
しかも発行済株式総数7,709,200株の6.11%というんですから並々ならぬ量の発行です。
こんな量をDeNAとかがやると「なんのためにストックオプション発行するんじゃボケ!俺らの金を盗むんじゃねぇ!!」とスーパームカつくわけです笑
ただ今回のみんなのウェディングのストックオプションはストックオプションのあるべき姿どおりに発行されるようなので、納得がいきますね。
わけの分からない取締役のような人のために発行するわけではなく、社員のやる気を出させるための道具としてストックオプションを使うようです。
やはりストックオプションの使い方はこうじゃなきゃいけません(^^)
直近の業績(EBITDA1.9億円)に比して相当程度高い業績目標(EBIDA5.3億円以上)の達成を行使条件としているようですから、これは頑張りますよね(^^)
(「直近のEBITDAと比して」と書いているのがなんか嫌ですけど。直近のEBITDAは本社移転に関わる費用があったからEBITDAは低いでしょ!!)
そこまでEBITDAが上がってくれるのであれば、6.11%のストックオプションを差し引いてもお釣りが出そうですね。
ユーザーのニーズ動向を把握したサービス「ふたりのウェディング」
ふたりのウェディングというのはユーザーのニーズ動向をずばり把握したサービスではないでしょうか?
私は現在花も恥じらうアラサーなわけですが、私の友人たちも大体家族や親戚だけで済ませるという小規模な結婚式を行う人が多いです。
友人を呼んで式をするという人の方が珍しい時代になったかもしれません。
そんな動向を追って、小規模結婚式専用のサービスを手がけ始めているわけですから抜かり無いですよね。
さいごに
最近は楽天やマイナビも結婚仲介業に力を入れているようだから、みんなのウェディングに投資したのは失敗だったかな?というのを思っていましたが、どうやら穐田さんが経営者としての腕前を発揮してくれそうなところが随所に見られたので、これから1~2年が楽しみですね(^^)
是非ともみんなのウェディングには利益をもたらして欲しいものです。
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