みんなのウェディングも高利益体質企業となるか!?【穐田銘柄】
皆さんは穐田誉輝さんをご存知でしょうか?
最近女優の菊川怜さんと結婚して話題になったので、別に投資に興味のない方でも知っているという方は多くなったかもしれません。
穐田さんはカカクコムやクックパットといった企業を成長させた、口コミサイトのスペシャリストです。
カカクコムやクックパットをどちらも高利益体質の企業へと育て、株価を急上昇させたのは投資家の間では有名な話です。
そして、2017年6月現在、穐田銘柄は少し安くなっているんですよね。
原因は恐らく、穐田さんに婚外子が発覚したということです。
(関連記事:穐田誉輝さんに婚外子で株価下落中!穐田銘柄買い時か?)
今回は独断オススメ銘柄としてみんなのウェディングを紹介します。
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みんなのウェディングはどんな会社?
みんなのウェディングは結婚式場の口コミサイト運営が主な収入源となっています。結婚式場を紹介することで仲介手数料を貰うというビジネスモデルになっているわけですね。
また、結婚式の指輪やドレスといったものも紹介することで、紹介料を貰えます。
なのでみんなのウェディングが成功するか否かは、いかに集客を多くするかという部分にかかってきます。
みんなのウェディングが企業としての優位点
優位点1:在庫や空室リスクというものを抱えない
口コミサイトビジネスのいいところは在庫や空室リスクといったものを抱えないということがあります。
もし指輪やドレスを売るという場合であれば、もし売れなかった場合は製造費というものを自社で抱えなくてはいけません。レンタルの場合でも、最初は仕入れるのに莫大なコストを使用しますし、貸したあとは手入れをするといった維持費のようなものが発生します。収納する場所代のコストもかかりますね。
結婚式場を提供するような企業であれば、もし式場を利用する人がいなければ、収入よりも月々払うローンの方が多くなってしまうかもしれません。
普通であればそういったリスクを抱えるはずなのですが、みんなのウェディングは仲介業です。そういったリスクを抱える必要がないのです。
かかる費用といえばサイト運営費ですが、上述したようなコストやリスクと比較するとかなり優位であると言えます。
優位点2:結婚ビジネスは利益率が高い
結婚や披露宴にかかる費用というのはとても高いですよね。ちょっとしたオプションを追加するだけでも「なんでこんなに高いの!?」って思うことがよくあるはずです。
(私は結婚したことはないですが、そのようによく聞きます笑)
一生に一回のイベントということで足元を見ているんですよね(笑)
ただ、ちゃんとその利益を享受するような企業を選ばなければいけません。力のない企業だと、折角利益率が高いビジネスなのに、その恩恵に授かれていないなんてことになります。
その辺は上場企業の結婚関連企業を調べてみると分かってきます。ROEがさほど高くない企業も目立ちます。
優位点3:口コミ(コンテンツ)を式場を利用した人が作っている
このメリットってすごいでかいんですよね。
例えば、雑誌編集者がコンテンツを作るとなったら、カメラマンやライターの人件費、彼らの移動費、よりリアルな情報を手に入れようと思ったらその式場で結婚式を行った人に取材してどうだったかというのを聞き出さなきゃいけません。
しかし、こういった口コミサイトは現場の情報を一番持っている人(式場を利用した人)が感想を書いているので、コンテンツとして価値のある情報なんですよね。
また、以前賃貸マンションの口コミサイトがあればいいなぁという記事を書きましたが、結婚式も同様です。
(関連記事:賃貸マンションの口コミサイトがあったらいいなぁ【カカクコム】)
賃貸マンションに住んだ情報というのは住んだ人しかわからないように、結婚式の情報というのもそこで結婚式を挙げた人しか分かりません。つまり、情報を持っている人というのがかなり限られているのです。
そういった限られた情報を持っている人がコンテンツ(口コミ)を執筆しているわけですから、この情報というのはとても貴重なんです。
にも関わらず、人材リスク等抱える必要もなく、写真は式場を利用した人がとってくれて、記事は結婚した人が書いてくれて、至れり尽くせりですよね(笑)
だからこそ、口コミサイトっていうのは利益率が高いんですよね。
最近、「肩こりは幽霊のせい!?」といった品質の低い記事やパクリ記事を量産していたということでDeNAがWELQを始め、キュレーションメディアサイトが記事非公開にしていますが、実際に結婚した人の一次情報ですから信頼性といった点も十分です。
(関連記事:【DeNA】第三者委員会の調査結果について)
優位点4:質の高い口コミが集まるように工夫されている
みんなのウェディングは質の高い口コミが書かれるように以下のような工夫がされています。
口コミを書いた人に対価を払っている
下で紹介しているライバルサイトと一番異なるのは、口コミに対しポイントを付与するという対価を支払っているということです。
ライバルサイトと差をつけるとしたら必要経費なので好感が持てる費用です。
実際に結婚した人からの口コミの場合、5000~6000円分のポイントが付与されます。
(参考:みんなのウェディング 結婚式の口コミ投稿でご祝儀ポイントをプレゼント! )
これは口コミを書かないと損ですよね。
個人情報を登録した人しか口コミを書けない
口コミの品質を高めるために個人情報を登録した人しか口コミをかけないというのがいいですね。
匿名掲示板2chのように匿名性が高いと、たくさんの情報が集まる一方、ただ式場を貶めたいから口コミを書くなんて人も出てきます。そういうのが増えてしまうと、ユーザーとしてはどの情報を信じていいのかわからなくなり、利用しなくなってしまいます。
一方、facebookのように実名登録を基本としているようなサービスでは、みんな発言に責任を持つからか、炎上したり誹謗中傷といったものが全然ありません。
口コミは集まりづらくなる一方、ユーザーにとっては価値のある情報ばかりが集まるようになるので良い試みですよね。
費用明細を掲載している
結婚する身としてはどのくらいの費用がかかるのかというのはとても重要です。
最初の入口は安く見えても、様々なオプションをつけたりすると結局高くなるということがよくありますからね。
そういった意味でも明細書があるととても安心しますね。予算はどのくらいあればいいかというのが一発でわかります。
ぼったくられているんじゃないかといった心配も別の人の明細を見れば吹き飛びますし、とてもユーザビリティ(ユーザーの利便性)を考えたサービスだと思います。
優位点5:質の高い口コミが集まった後に本当の高利益体質企業となる!?
みんなのウェディングが本当に面白くなってくるのは、質の高いクチコミが集まってきた後だと思います。
現在は質の高いクチコミに対し、それなりの馬鹿にならない対価を払っていることを上で説明しましたが、口コミがたくさん集まり、下で紹介するようなライバルサイトと戦えるようになってくると、そのような対価を下げ、利益率を上げるということが簡単にできます。
ある時を境に、一気に利益率が上昇、株価も上昇ということが期待できるんですよね。
また、もしかするとユーザーからの課金モデルも検討するかもしれません。品質の高いコンテンツが集まっているのであれば、課金してでも読みたいという人はたくさんいることでしょう。
月々500円程度払うことで、費用明細や式場の良さが分かるのであればそれはとても安い出費ではないでしょうか?
結婚式は少なくとも何百万というお金が動くわけですから、その内何百円、何千円払ったところで、満足度の高い結婚式ができるのであればユーザーとみんなのウェディングでお互いにWIN-WINでしょう。
このように費用を下げ、新たな課金モデルが実施されるという回収期に入ったときが、みんなのウェディングの本領発揮じゃないかなと考えています。
みんなのウェディングの懸念点
懸念点1:結婚する人は減っている
皆さんも御存知でしょうけど、日本は現在少子化の中にあります。人口自体がどんどん減っていっているわけですね。
しかも生活スタイルにも変化が起きており、結婚しないまま独身で生活するという人も増えています。
よってこれからの傾向としても結婚する人自体がどんどん減ってしまうということが考えられます。
実際に厚生労働省が出しているデータを見ても、結婚する組数は年々減少傾向であることが見て取れます。
(参考:厚生労働省 平成23年人口動態統計月報年計(概数)の概況:結果の概要)
ただ結婚する人が減ったとしても、すぐにみんなのウェディングの収益が減るという構造にはなっていません。みんなのウェディングの収入源は結婚式場を提供するような顧客から仲介料を貰ったり、広告を掲載料です。むしろ競争が激化することで登録業者が増えて収入アップに繋がる可能性も高いでしょう。
ただ、様々な企業が競争に疲弊し、淘汰された後は収入が落ちていくことが予想されますので、ずっとみんなのウェディングの株式を保有するというのはあまり良くないでしょう。
懸念点2:ライバルサイトは最強ゼクシィにウェディングパーク!!勝算は?
みんなのウェディングのライバルサイトとしてゼクシィやウェディングパークといった会社があります。
最強の敵はゼクシィ
ゼクシィは結婚といえばゼクシィというくらい有名ですよね。
中々結婚しようと言わない彼氏に対し、自分の部屋にゼクシィを置いてプレッシャーをかける人がいるなんて話は笑いました(笑)
現在の結婚仲介業のトップはもちろんゼクシィを運営するリクルートホールディングスであり、いかにここにみんなのウェディングが食い込むことができるのかなんですよね。
ただ、ゼクシィは仲介料が高く大手式場ばかりを紹介しています。
(ゼクシィはリクルートホールディングスの関連事業の1つであるため、ゼクシィのみの売上や利益率というものは調べづらく仲介料が高いという詳しいソースは発見できていません)
実際に神奈川県の式場数をゼクシィとみんなのウェディングで調べて見ると、ゼクシィは120件、みんなのウェディングは247件のヒットがあり、2倍の結婚式場登録がありました。
みんなのウェディングは小さい式場でも払えるくらいの仲介料にすることで登録しやすいようにしているのでしょう。
今のところは大手式場はゼクシィ、中小式場はみんなのウェディング(下で紹介するウェディングパークも)といった住み分けができているかもしれませんが、みんなのウェディングが成長してくるにつれて圧倒的資金力のもと、攻撃を仕掛けてくる可能性があります。
今までも穐田さんが食べログを育てればそれに対しぐるなびをぶつけてきていますので、そういった攻撃はリクルートホールディングからしたらお手の物です。
口コミも明細書を載せるサービスもゼクシィには存在します。
みんなのウェディングの優位な点としては、この口コミにポイントという対価を払っているので、質の高い情報が集まるということですね。
お金を貰って情報提供するか無料で情報提供するかと言うとであれば、ほとんどの人がお金を貰って情報提供する方を選ぶでしょう。
これから何年かみんなのウェディングがサイト運営をしていく中で、コンテンツ量でゼクシィに勝つ可能性も高いですね。
結婚式場口コミサイト最大手のウェディングパーク
ウェディングパークは日本最大級の口コミサイトを謳っていますから、みんなのウェディングは残念ながら後塵を拝しています。実際に「結婚 口コミ」や「結婚式 口コミ」といった検索をするとウェディングパークの方が上にヒットします。
ウェディングパークはamebaブログやabemaTVといったものを運営しているサイバーエージェントの100%子会社のようですね。
サイバーエージェントの藤田さんもかなり優秀な方です。
(関連記事:abemaTVは伸びるのか!?サイバーエージェントは買い?)
なのでここにも勝たないといけないわけですね。
ただウェディングパークには普通に勝つのではないでしょうか?口コミの品質が違います。
明細書を掲載するようなサービスもないです。口コミを見るにしても、式場の評価を低くした人が何を書いているのかという検索もできません。
サイトの使いやすさで全然みんなのウェディングの方が上だと思います。これから資金を投入する可能性もありますが、サイバーエージェントは現在abemaTVの方を頑張らなくてはいけないので、優先順位的にあまりウェディングパークに資金を投じるようにも思えません。
さいごに
みんなのウェディングはこれからの成長に期待しているのですが、現在は先行投資期なので2年間ほどはパッとしない業績が続くということが予想されます。
つまり、長期投資家にとっては今のうちに将来性を判断して投資する絶好の時期です。
是非とも早いうちに投資するべきかどうか判断して、株式購入をしたいものです。
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