税金がなければ良いと思うなら、NISAを素晴らしいと思うはず【NISAとは?】
普通の社会人は働いて税金を納めています。
給与明細に書かれている所得税や住民税といったものが税金として徴収されています。
税金って日本という国を運営していく上で必要なものというのは分かっているのですが、「税金がなければな~」とは思いますよね。
私は現在ニートですが、働いていたときは所得税と住民税を合わせて毎月2.5万円ほど税金を払っていました。
この2.5万円があれば、日々の生活がもっと楽になるのになぁなんて給与明細を見るたびに思ったものです笑
日本はご存知の通り累進課税制度という税制になっており、稼げば稼ぐほど税金を払わなくてはなりません。
年収300万円なら約16.8万円(約5.6%)、年収400万円なら約25.8万円(約6.5%)、年収500万円なら約37.9万円(約7.6%)の税金を払うこととなっています。
社会保険料が天引きされる分を入れるとさらに手取りは減り、年収400万の人は社会保険料と税金で20%程引かれます。
(関連記事:【金持ちだけが知ってる秘密】年収400万円以上の人は投資で稼ぐべき)
恐ろしい金額ですね。
所得税や住民税として税金を引かれ、さらには何かを買う時にまた消費税という税金が取られるんですから実質+8%の税金が取られていますね。
(関連記事:消費税の大罪)
さてこのように国というものはどんどん国民から税金を取ろうとしてくるものなのですが、2014年に日本政府はとても良い投資税制度を作ってくれました。
それがNISAです。
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NISAとは?
NISAとは少額投資非課税制度のことです。
イギリスで作られた非課税制度ISAの日本版としてNISAが作られました。
NISAは特に難しいことはなく、株式投資で儲けた金額を非課税にする制度です。
もっと分かりやすく言うと、先に述べたように所得にかかる税金として所得税や住民税がありますが、そういった税金をNISAを利用して儲けたお金では払わなくてよいのです。
なので、年収300万円という人とNISAを利用して年間300万円儲けたという人は実質手に入る金額が異なります。
年収300万円の人は約50万円の税金を取られるので手元に残る金額は250万円です(厚生年金や健康保険、雇用保険は除く)。
一方、NISAを利用して稼いだ人というのは300万円が丸々手元に残る金額となります。
ただ、NISAは”少額”投資非課税制度というくらいですからいくつか制限があります。
非課税になる金額は年間120万円の投資金のみ
毎年1月1日に非課税枠120万円がNISA口座を開いている人に与えられます。
1年間で120万円の株式購入は非課税にできるわけです。そして、120万円で購入した株がもし200万円に値上がりし売却すると80万円の利益を得ることができます。
普通であればこの80万円には税金20.315%がかかり、約16万円は国に納めなくてはならないのですが、NISAの場合は税金が0円です。
また、例えば30万円のA社の株を購入し35万円で売ったとします。すると30万円のNISA枠(非課税枠)を使ったことになります。
売ったとしても30万円のNISA枠が復活するわけではありません。
その為、NISA制度はデイトレードやスイングトレードには不向きであり、中長期投資に向いた制度となっています。
毎年120万円の枠が用意され、最高5年の600万円非課税投資ができる
NISA枠は毎年120万円与えられます。つまり、2014年からNISA口座を開設していた人は2017年現在120万円×4年=480万円のNISA枠を与えられていることになります(実際には、2014~2015年のNISA枠は100万円だったので440万円)。
そして最大5年分の枠、つまり600万円を非課税で投資できます。
2014年に投資していた株式は2019年にどうなるのかというと、①売却するか②投資を非課税枠にするか③2019年分の非課税枠を利用してNISA投資をするかという選択をします。
(関連記事:NISAの注意点)
また、使わなかったNISA枠を繰り越すということはできません。
2016年のNISA枠が30万円余っていたとしても、その30万円を繰り越して2017年は150万円非課税で投資できるということにはなりません。
よって、必然的に120万円を超えるような株はNISAを利用して購入することはできません。例えばユニクロで有名な「ファーストリテイリング」は2017年7月現在で最低取得金額が370万円を超えていますので購入できません。
そういうことで、2017年にNISA口座を開設したとしてもNISA枠は過去に遡って開設するということもできないことになっています。つまり、2017年に開設した場合は2016年分のNISA枠を利用するということはできません。
非課税による複利効果の威力
長期投資による複利効果の恩恵を受けるべし!では、長期投資による複利効果というものがどのくらいかを紹介していますが、税金を徴収される場合と徴収されない場合では、この複利効果も大きく異なってきます。
以下の場合でどのくらい変わってくるのか検討してみましょう。
- 600万円から投資開始
- 課税側には毎年利益に税金(20.315%)がかかる
- 株価は毎年20%値上がりし、複利効果を受けるものとする
- NISAの非課税枠は600万円までだが、すべて非課税とする
- 売買手数料は無視する
NISA枠いっぱいの600万円を投資した場合で考えてみましょう。
本当は株式を売った時点で初めて税金はかかるのですが、毎年利益に税金(20.315%)がかかるものとして比較します。
なんか変だと思う方は、税金のかからないNISA投資と20.315%の税金がかかる不動産投資で比較しているとでも思ってください。
(関連記事:不動産投資は株式投資より優れている?)
毎年20%くらいで業績が伸びるような優良株に投資したものと思ってください(笑)
非課税の複利効果を実感してもらうために、非課税側はどれくらいの金額を運用してもすべて非課税とします。
話を分かりやすくする為、売買手数料は無視します。本当は課税側は売買手数料がかかります。非課税側は証券会社を選べば、売買手数料が無料となります。
(関連記事:ネット証券選びはこれだけ知っておけばいい!!4つのポイント)
上記条件で投資すると、以下のようなグラフが得られます。
20年の投資で資産額は2倍近い差が出てきます。
やはり、税金は取られない場合の複利効果というのはでかいんですよね。
ちなみに課税側は600万円を20年運用すると2792万円の税金を取られています。1億1150万円と2792万円を足しても非課税で運用した場合の2億3002万円にならないのも長期投資の核心に迫る部分です。
(関連記事:長期投資は投資家にとっても日本にとっても税金メリットが大きい)
税金というものがない場合、資産運用がどのくらいの金額になるか理解していただけましたでしょうか?
是非ともそんなNISA投資を行ってください。
さいごに
さて、ここまでNISA投資による非課税がどのくらい素晴らしいものかということを見ていただきました。
もちろん、NISAの非課税であるという恩恵が受けられるのは投資で儲けが出ることが前提です。
儲けが出ていないのだったら、非課税もくそもないのです。
投資をやるのでしたら、きちんとした知識を身につけて投資をする必要があります。
できれば私のサイトを色々見て学んでください(笑)
ただ私のサイトに限らず、サイトの情報というものは嘘が多いので気をつけてくださいね。
(関連記事:情報入手する上で知っておきたいこと【ホントは教えたくない話】)
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