長期投資は投資家にとっても日本にとっても税金メリットが大きい
世界一の投資家ウォーレンバフェットは投資の神様と言われています。
それは、彼が長期投資で莫大な利益を生みだし世界富豪ランキングでも常にトップを維持していることからも妥当な称号でしょう。
何故そんなに長期投資というものは利益が出るのでしょうか?
その理由として挙げられるのは、第一にコストの面で長期であればあるほど、手数料が安くなるからです。
(関連記事:長期投資で発生するコスト)
第二に長期投資は複利効果の恩恵がでかいということが挙げられます。
(関連記事:長期投資による複利効果の恩恵を受けるべし!)
今回は、長期投資によって支払う税金がどのようになるかを考えてみましょう。
Sponsored Link
長期投資の税金メリット
長期投資の税金メリットを検証する為、長期投資と中期投資の比較をしてみましょう。
比較条件は以下のように設定します。
- 600万円から投資開始
- 株価は毎年20%値上がりし、複利効果を受けるものとする
- 長期投資は最終利益に税金がかかり、中期投資は毎年税金がかかる
- 売買手数料は無視する
税金がなければ良いと思うなら、NISAを素晴らしいと思うはず【NISAとは?】でNISA枠いっぱいの600万円で検証しているので同様に600万円からスタートします。
毎年20%くらいで業績が伸びるような優良株に投資したものと思ってください(笑)
今回は税金のメリットを検証する為、NISAに関しては忘れて下さい。
現在の投資に関する税金は、利益に対して20.315%かかることになっています。
税金は株式を売った時点で初めてかかります。
長期投資は20年間運用したのち売却するものとします。つまり、20年後に一気に利益に対して税金がかかります。
中期投資は毎年売却し購入しなおすものとします。つまり、毎年発生した利益に対して税金がかかります。
話を分かりやすくする為、売買手数料は無視します。本当は中期投資の方が売買回数が多い為、売買手数料がたくさんかかり利益が落ちます。
さぁ、上記条件で設定した場合の税金や最終資産は以下の図や表のようになります。
長期投資では600万円だった資産が20年の運用によって1憶8452万円になっているのに対し、中期投資では同様の600万円の資産が20年の運用によって1憶1550万円になっています。
つまり長期投資の方が20年後、6902万円資産が多くなっています。
なるべく長く運用して、最後にボンと税金を払った方が資産は増えるということですね。
そして、面白いのが払っている税金も長期投資の方が多いという点です。
長期投資は4551万円を20年間で払っているのに対し、中期投資は2791万円を20年間で払っています。
これは長期投資の資産額の方が複利効果により高い増加率になっているので、その分払う税金も多くなるのです。
これってとても素晴らしいことだと思いませんか?
長期投資は自分の資産も増えて、税金を払う額も多くなるのです。
まさに投資家と日本政府でWIN-WINの関係が築かれています。
上記結果のように、税金面で見ると投資期間は長ければ長いほど投資家にとってもさらに言えば国にとっても良い結果となることが分かりました。
こういったことがウォーレンバフェットがお金持ちになっていった秘密なんですね。
私達も1~2年で売るなんてケチなことせず、もっと長期的な視点で考えるようにしましょう!!
もちろん、非課税の投資であるNISA口座を利用する場合は、違う戦略をとることもできます。
NISAは非課税なので、売買したところで税金は発生しません。
ということは、より高成長が見込めるような企業があった場合、毎年企業を変更するというスタンスをとることもありといえばありです。
私はそんな戦略あまりやりたくありませんけどね笑
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
このブログはランキングサイトに登録しています。
役立つ情報があったと思ったらクリックお願いします。
株式長期投資 ブログランキングへ
にほんブログ村
FC2 ブログランキング
Sponsored Link