様々な投資の中で優遇が大きい長期株式投資
あなたは株式投資をやるうえで注意を払わなくてはいけないことが2つあります。
まず1つ目は成長性の高く割安な企業の株を選択するということです。
株価の上昇しやすい企業と言いかえることもできます。
空売りという値下がりするときでも利益を得ることができる方法はありますが、よほど株に慣れた人でないと手を出すべきではないでしょう。空売りを成功させるにはかなり高い能力や考察力が求められます。そして損失は青天井なので、経験値なく空売りに挑んでしまうと市場に潜む魔物に必ずややられることと思います。
(関連記事:信用取引をやるべきでない4つの理由)
やはり、財務諸表や将来性を予測して投資をするというのが株式投資(長期投資)の王道です(^^)
では注意を払うべきもう1つはなんでしょう?
それは投資にかかるコストです。
今回は株の売買にかかるコストについて説明させて頂きます。
Sponsored Link
長期投資にかかるコストは主に税金と売買手数料
株を購入する上で発生する具体的なコストは大きく分けて二つ以下のものがあります。
- 税金
- 売買手数料
投資信託といった人に運用を任せる場合は、さらに別途手数料が発生してしまいますが、普通は上記二つだけとなります。
(関連記事:投資信託をやるべきではない7つの理由)
税金をコストというとちょっと語弊があるかもしれませんが、税金は投資収益に影響を与える大きな要因なので、コストとして計算した方がいいでしょう。
コストの詳細をちょっと見てみましょう。
長期投資のコスト1:税金
まず、税金はあなたが儲けた時に国(地方)に払わなくてはならないお金です。
儲けた金額の約20%(正確には20.315%)のお金を税金として払わなくてはいけません。
内訳としては所得税が15.315%、住民税が5%となっているのですが覚えるのは約20%の税金がかかるという部分だけで十分です。
取られる税金の具体例を見てみましょう。
例えばあなたが株を100万円分購入し、120万円になったところで売却したとするとあなたの利益は20万円です。
するとこの20万円には20%が課税されるので、実際の手元に残る利益は約16万円です(4万円は税金として徴収される)。
また、配当金にも同様の税率で課税されます。100万円の株式の配当利回りが2%だったとしたら、あなたの利益は2万円です。
しかし、この2万円にも20%が課税されるので、実際に手元に残る配当金は16,000円です(4,000円が税金として徴収される)。
(関連記事:配当利回りと長期投資の破壊力は超絶大!)
長期投資のコスト2:売買手数料
税金に関しては上述したとおり、どの証券会社で売買したとしても変わらず20%です。
しかし、売買手数料となると話は別です。証券会社によって売買手数料は自由に決めることができるので、大きく変わってきます。
まず、普通の証券会社とネット証券と呼ばれるもので大きく手数料は異なります。
あくまで参考の数値なのですが100万円の取引を1回行う場合、普通の証券会社では1万円の手数料が発生し、ネット証券では500円程度の手数料で済みます。
(関連記事:絶対にネット証券を選べ)
私は単純に手数料が安いので絶対にネット証券を選ぶように勧めていますが、そのネット証券の中でも手数料が変わってきますのでネット証券の中でも安い手数料の証券会社を選択する必要があります。
(関連記事:ネット証券選びはこれだけ知っておけばいい!!4つのポイント)
手数料をたかが数%と侮ってはいけません。例え1%取られるだけでも、複利効果を考えると大きく収益を落とすこととなるのです。
(関連記事:長期投資による複利効果の恩恵を受けるべし!)
例えばですが、1万円という金額を年間利回り20%で20年間運用できたとしたら将来いくらになるでしょう?
なんと、約32万円にものぼります。32倍にもなって返ってくるわけですね。
1万円が20年後に32万円になっているということを考えると、少しの手数料が将来の収益にどれだけ影響をあたえるのかということが想像できるのではないでしょうか?
世界最強の長期投資家のウォーレン・バフェットは60年間ほどの年間運用利回りは平均すると20%以上です。
私はとりあえず3年ほど30%前後で運用できています!
【関連記事】
短期投資と比較した長期投資のコストメリット
長期投資と短期投資のメリットを比較したものはネットを検索するとたくさん存在します。
大体、自分のやっている投資が一番だとみんな思っているんですよね笑
私はもちろん、長期株式投資家なので長期投資が最もいい投資方法だと思っています。
私がなぜ長期投資が優れていると判断しているのか?
長期投資のメリットは手数料メリットと複利効果にあります。
今回は手数料メリットについてお話しましょう。
(複利効果に関しては、長期投資による複利効果の恩恵を受けるべし!という記事を参照下さい)
長期投資では短期投資と比較すると手数料がかなり安いです。
どのくらいか比較してみましょう。私はそこまで資産を持っているわけではないので、1回に売買する金額は40~100万円程度です。
2016年は10回の取引をしていました。普通であればだいたい年で3,000円ほどの手数料となります。
(実際にはNISAという少額投資非課税制度を利用しているのでもっと安いです)
楽天証券手数料表より
一方、短期投資の場合は楽天証券で一番金額の小さい取引でも50万円以下なら取引し放題というコースです。
これは429円/日ですね。
楽天証券手数料表より
1年に30日しか取引をしないとしても、12,000円程度の手数料を払うことになります。実際の短期投資家の場合は30日しか取引をしないなんてありえないですし、50万円以下では全然儲けることができないので手数料は12,000円の5~6倍どころじゃきかないでしょう。
そして短期投資にはNISAのような税金の優遇面はないので長期投資と比較すると税金+手数料が何十倍、ヘタすると何百倍となります。
それだけ短期投資は長期投資と比較すると手数料を払わなくてはいけない分、勝てない投資ということができます。
さいごに
投資ではコストを意識しないと胴元(証券会社)を太らせていくだけで、自分が儲けることができません。
搾取される側ではなく、搾取していく側(利益を得る側)になるには、税金や手数料のコストを意識して投資をするようにしましょう。
そこを意識すると、短期投資もFXも投資信託もVALUのようなサービスも最近過熱気味の仮想通貨投資もすべてデメリットが大きいということに気がつくはずです。
(関連記事:長期投資家の私が仮想通貨投資をやらない5つの理由)
また、サラリーマンに人気のある投資というと不動産投資もありますが、こちらは減価償却のような税金メリットがあるものの、総合的に比較して株式投資の方がいい気がします。とにかく株式投資はNISAのメリットがでかいんですよね~。特別不動産に関わる仕事をしているとか、とても多額の資産を有しているということでなければ株式投資を選ぶようにしましょう。
(関連記事:不動産投資は株式投資より優れている?)
また、長期投資はコストメリット以外にも様々なメリットが存在します。お金以外に、政治や経済といった知識が身につくという自己投資の意味でも長期投資は人生の役に立つので、是非とも始めるようにしましょう(^^)
(関連記事:【長期投資メリットまとめ】私が株式投資をして良かったと思う8つのこと)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
このブログはランキングサイトに登録しています。
役立つ情報があったと思ったらクリックお願いします。

株式長期投資 ブログランキングへ

にほんブログ村

FC2 ブログランキング
Sponsored Link
様々な投資の中で優遇が大きい長期株式投資

長期投資による複利効果の恩恵を受けるべし!

所得税や住民税がなければ良いと思うなら、NISAを素晴らしいと思うはず【NISA...

NISAの注意点

NISAのロールオーバー制度が2018年より改善!

長期投資は投資家にとっても日本にとっても税金メリットが大きい

【長期投資メリットまとめ】私が株式投資をして良かったと思う8つのこと
