長期投資による複利効果は超絶大!
長期投資で発生するコストでは、長期投資のメリットは手数料の安さと複利効果にあるということを述べました。
手数料のメリットに関しては上記記事で紹介させていただいたので、今回は複利効果という長期投資メリットについてお話しさせていただこうと思います。
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長期投資で複利効果の恩恵を受けよう
そもそも複利効果でいう複利とは何なのでしょうか?
複利の対義語は単利ですので、この二つの用語の意味をそれぞれ理解しましょう。
まず分かりやすいのは単利です。単利は元本にかけられる金利のことです。
100万円を借りて単利10%という場合は毎年10万円のお金が借金として増えることになります。
1年目は10万円、2年目も10万円・・・という具合です。
10年目でしたら、元本の100万円と10年分の単利での利子を含め、200万円の借金となります。
一方複利はというと、毎年の利子にもさらに金利がかかってしまうことを言います。
100万円を借りて複利10%という場合は1年目は10万円のお金が借金として増えるというところまでは単利と一緒です。
2年目からは大きく異なり、複利の場合は110万円に10%の金利がかかりますので、2年目は11万円の借金増加となります。
このようにどんどん利子が増えていくと、10年目でどうなるかというと借金は259万円になります。
単利と比較した場合10年目では約60万円も異なってしまうんですから恐いものです。
大体世の中の金利というものは複利となっています。
家を借りる時も複利でどんどん増えていってしまうので、35年ローンとかの長いローンは返すのが大変なわけです。
また、闇金とかにお金を借りてしまうと10日で10%といった法外な複利でお金が貸し出される為、気付いた頃には借りた額の何倍にも膨れ上がっているといったことになってしまうのです。
絶対に借りないようにしましょう笑
さて、この複利ですがお金を借りる側としてはどんどんお金が膨れ上がってしまい大変なのですが、お金を貸す側からするとどんどんお金が増えてくれるのでとってもお得な気がしませんか?
長期投資は複利効果を得られるというのが短期投資にはない大きな特徴となっています。
株式会社は企業活動により儲けたお金を会社の所有者である株主に配当金を配ります。
配当金の金額は会社によってそれぞれなのですが、1~2%位の企業が多いです。
この配当金を再投資することで長期投資は複利効果の恩恵を受けることができるわけです。
銀行の積立預金と株式の積立投資における複利効果の差
複利効果の差を調べるための条件は以下のようにします。
- 100万円から預金(投資)開始
- 金利:銀行→0.15%, 株式→2%
- 銀行金利には税金(20.315%)がかかる
- 株価は一定とし、配当金は再投資する
- 一年に30万円積立をする
株式投資は100万円くらいから始めるのがいいので銀行預金も株式投資に合わせ、100万円から開始するものとします。
(関連記事:株式投資の資金はいくら準備するべき?)
金利はイオン銀行の積立預金金利が0.15%と、ほかの銀行の金利に比べると高いみたいなのでこの数値が妥当でしょう。
株式金利は本当にピンキリなので一概に言えないのですが、2%くらいが中間値なのでこの数値で設定しました。
銀行金利は税金がかかりますが、株式金利はNISAを利用すれば0%にできるので銀行金利にだけ税金がかかるものとします。
(関連記事:ネット証券選びはこれだけ知っておけばいい!!4つのポイント)
話を分かりやすくするために株価が一定の企業に投資したとします。
そして企業からもらえる配当金を再投資したものとします。
銀行金利は税金がかかりますが、株式金利はNISAを利用すれば0%にできるので銀行金利にだけ税金がかかるものとします。
(関連記事:ネット証券選びはこれだけ知っておけばいい!!4つのポイント)
さて、ゴタゴタ述べましたがどのくらい差が出るのか見てみましょう。
上記条件で作ったグラフがこちらです。
全く金利が付かないと考えるた場合
100万円+30万円×20年=700万円
になりますので、銀行の積立預金を20年続けた場合は9.3万円の金利による利益があります。
一方、株式投資の場合は177.5万円の金利による利益があります。
0.15%の金利か2.0%の金利かでこれほどまでに利益が変わってくるとはやはり複利効果というものがどれだけすごいかわかりますね。
一説によると、この複利効果に関してはあのアインシュタインも驚いたらしいですよ(笑)
今回は話を分かりやすくするために株価を一定としていますが、実際の株式投資というものは配当金による金利収入(インカムゲイン)の他に、株価の値上がりによる利益(キャピタルゲイン)もあります。
株価の値上がりを入れた利益率は世界一の投資家ウォーレンバフェットのようなクラスになると平均20%を超えます。
グラフは省略しますが、先程と同じような条件で年20%金利で計算すると20年後には9434万円になっています(笑)
もちろん、年20%というのはバフェットだからできることです。
全体的に経済が上り調子の時なら私のような素人投資家でも可能(私は上り調子の時にやっているので平均利益率20%超えています)ですが、欲をだすと投資というものは冷静な判断ができなくなってしまいます。
我々庶民は分をわきまえ年5~10%程度を目標に設定するのがちょうどいいでしょう。
(関連記事:投資は心に余裕が持てる程度の余裕資産で行うべき)
複利効果はこれくらい恐ろしい程の可能性を秘めています。
できるだけ金利の高い金融商品を選んで、複利効果の恩恵を受けるようにしたいものですね( ´艸`)
・・もちろん金利の高い金融商品はリスクが高いというのも忘れないでくださいね(笑)
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