寿スピリッツは優良なインバウント株
私の主力株に寿スピリッツがあります。
おそらくほとんどの人が寿スピリッツ?と頭にハテナを浮かべていることでしょう。
寿スピリッツというとあまり馴染みがないかもしれませんが、ルタオのチーズケーキとか、因幡の白うさぎとかいったら、そこそこピンとくる方もいらっしゃいますかね?
寿スピリッツは全国展開している総合お土産企業です。
寿スピリッツは以下のような子会社が存在し、それぞれが土産製造メーカーとなっています。
- 株式会社ケイシイシイ(ブランド:ルタオ等)
- 株式会社シュクレイ(ブランド:東京ミルクチーズ工場等)
- 寿製菓株式会社(ブランド:因幡の白ウサギ等)
- 株式会社九十九島グループ(ブランド:Ivorish等)
一つは聞いたことありますかね?多分そのお土産をみれば、「あ~、これか!」となると思います。
(関連記事:【2017年】寿スピリッツの株主優待が届きました)
初めて寿スピリッツの株を購入したのは、2014/11/4です。それ以来、順調な株価上昇を続けており、2017/06/16現在は400%を超える上昇をしてくれています。
(関連記事:寿スピリッツの株価が3ヶ月で40%上昇)
想像以上の上昇をしてくれて嬉しい限りです(^^)
寿スピリッツに注目した理由は以下の点でした。
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寿スピリッツに注目した理由
理由1:お土産という分野に注目した
私は2013年末くらいから投資を始めていました。1年間はリスクを抑えた投資をしようと思っていたので、10万円前後の株を買いつつ、長期投資の勉強をしていました。
それから1年経ち、お金もそこそこ貯まったし、そろそろ本格的に100万円くらい使って株を購入しようと思っていたのが、ちょうど2014年末くらいでした。
(関連記事:投資資金100万円は1年で貯まる【100万貯まる考え方】,株式投資の資金はいくら準備するべき?)
1年間考えて出した結論は、お土産を作っている企業というのはかなりいいということでした。
それは以下の点からです。
一度ブランドが確立すると安定的に売れる
お土産は空港や道の駅といった場所へ行くと、毎年のように新商品が発売されては消えていきます。おみやげの新商品は入れ替わりがとても激しいです。しかし、新商品の入れ替わりが激しい一方、有名なお土産は何十年もずっとありますよね?例えば白い恋人は40年ほど前に発売され、ずっと北海道の定番おみやげのトップとして君臨しています。
お土産は一度ブランドを確立してしまえば大した労力をかけずに安定的に売れるようになります。
お土産は美味しいかどうかだけではなく、北海道に行ったということが伝わるのも重要ですので、ブランド化された定番のお土産というのはかなり息が長い商品なのです。
原価は安いのに高く売れる
「お土産ってなんでこんなに高いんだろう」と思ったこと、一度はありませんか?
例えば「じゃがりこ」とかも原料はコンビニで売っているじゃがりこと同じなのに値段は倍以上します。
普通のスーパーにおける買い物であれば、そんな高価なものは絶対買わないはずなのにお土産の場合はそれでも購入してしまいます。高価にしても許される商品なんですよね。
残念ながらお土産はご当地品にしなければいけないので一つの商品を売るマーケットは小さいのですが、利益率は高いのです。
また本当に美味しいのであれば、送料を払ってでも食べたいという人が出てきます。
ネットが普及したこの時代はお土産を現地にいかなくても買うことができるので、ネットショップによる販売によりご当地品なのに全国に届けられるという美味しい市場なんですよね。
また、商品開発もパッケージを変えるといったところでは開発費がかかりますが、商品自体は既存の製法の組み合わせでできます。
これもお金がかからなくていいですね(^^)
海外からの観光客が見込める
2012年末のアベノミクス以来、どんどん円安になると言われていました。過度な円高から円安になったおかげで観光客が2017年現在まで増加の一途を辿っていることは皆さんご存じの通りだと思います。
(関連記事:日本政府観光局 統計データ(訪日外国人))
不況でもお土産は買う
どんな産業でも不況になったら業績に影響があるものです。お土産産業もある程度業績は落ちるでしょうが、いくら不況だからって旅行に出かけてお土産を買わないとはならないですよね?
不況のせいで海外旅行を国内旅行に、1泊2日の旅行を日帰り旅行に、といったことはあるかもしれませんが、旅行に行ってお土産代をケチるということは考えづらいです。絶対上司や友達にお土産は買うはずです。
こういったことから、お土産を作っていて上場している企業を探した結果、寿スピリッツを見つけたわけです。
理由2:PERが低いと思った(割安だと思った)
寿スピリッツの株を購入した当時の寿スピリッツのPERは18程度でした。お土産産業というのは食品産業と似ていると考えることができます。
食品産業としてみればPER=18という数字は、すごい割安というわけではないですが、そこそこ安い値だと判断しました。
しかも寿スピリッツの成長率は購入した年こそ低かったものの、それまでは大きかったのです。これは結構オトクな買い物なんじゃないかと思いましたね。
また、この株には株主優待がついていたのですが、普通株主優待がつくと株価は割高で高止まりすることが多いです。
(関連記事:株主優待株はなぜ投資初心者向きなのか?)
それを考慮しても安値圏にあった寿スピリッツはやはり購入するべきだと思いました。
理由3:ROEが高かった
当時ROEは16程度あり、利益率の高さは目を惹きました。なんせ、利益率が高いだろうと思ってお土産株に投資をしようと思ったわけですからね。
理由4:ルタオのチーズケーキが好きだった
おいしいですよね、ルタオのチーズケーキ(笑)
私は北海道の大学を出たこともあって、年に少なくとも1回は北海道に行っています。そしてその帰りによくルタオのチーズケーキを買っています。
また千歳空港には、ルタオのチーズケーキがのったアイスクリームが食べられるカフェがあり、時間があると寄って食べます。
(関連記事:新千歳空港(札幌)のLeTAO(ルタオ)の様子)
やっぱり好きな会社に投資をするというのは重要ですよね。投資の神様ウォーレンバフェットもそう言っています。
(関連記事:正しい投資判断をするには?)
とまあ、こんな状況で投資をしたわけですね。
私は現在でも割安になった瞬間、買いたいと思っております。
それは、2014年に買った時と状況は変わっていないと思っているからです。
懸念点は、円高に振れた時に観光客が減り、お土産を買う量が減るのではないかということですね。
しかし一時期、対ドルで120円以上になっていた日本円が一気に円高に振れ、100円前後で推移しました。
この円高基調は2015年7月くらいから兆候が見えており、2016年から本格的に下がり始めました。
そんな急激に円高へ振れても観光客の統計データを見てみると、下がるといった傾向は見られませんでした。
(参照:訪日外国人統計データ)
このような理由から、長期投資株として寿スピリッツはかなりの優良株なのではないかと判断しています。
寿スピリッツをより詳しく知りたい方は全員参画の最強理念経営を読むのをオススメします。
現寿スピリッツ社長が執筆した本なので、経営方針や考え方がよくわかります。
また私がこの本を読んだ感想も記事にしています。下のリンクからどうぞ。
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