デフレよりインフレが起きた方がいい?

デフレよりインフレが起きた方がいい?

デフレよりインフレが起きた方がいい?

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現在、日本は2012年末のアベノミクス以来、2%の物価上昇を目標に緩やかにインフレが起きるように経済政策を行っています。
少し考えるとインフレよりもデフレが起きた方がメリットがある気がします。

 

デフレは物価がどんどん下がっていき、それに伴い円高になることです。
円高になるのであれば、海外の商品やサービスが相対的に安くなり、購入しやすくなります。
少ないお金でたくさんの石油や食品が買えるというのであれば、我々消費者としてはとっても嬉しいので普通に考えたらデフレってかなりいい政策ですよね。

 

実際に、小泉政権でもそのように考え緊縮政策(デフレ政策)をとっていました。

 

しかし、実際の日本の経済は皆さん御存知の通り回復せず、むしろ更に日本を苦しい状況に追い込んだという方も多くいます。

 

では、デフレは何がいけないのでしょう?逆になぜインフレを起こした方がいいのでしょう?
今回はそういった話をしましょう。

 

 

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デフレにより日本の雇用や税収が減ってしまった

デフレ政策の大罪は日本の雇用や税収が減ってしまったということにあります。
確かに円高が進行したことで、消費者としてはガソリンや食品といったものが買いやすくなり、そういったメリットは嬉しく感じられます。
企業としても円高を喜ぶ企業はあります。

 

例えば、私が以前勤めていた企業はまさにそんな企業でした。
その企業はレンガといった耐火物を製造するメーカーでした。耐火物の原料はボーキサイトといった鉱物です。これは日本からはほとんど産出されない鉱物なので、海外から輸入します。そして、様々な鉱物を混ぜることで耐火物というものが製造され、日本国内でそのほとんどが消費されます。
なんせ、むちゃくちゃ安い製品なので、海外に輸送しようとしても輸送費の方が高くなってしまい、輸送は割に合わないんですよね。
このように海外で原料といったものを輸入し、日本でその原料を使い、日本で消費するといった企業はまさにデフレでは勝ち組な企業でした(後述しますが、こういった企業ですらデフレが続くと負け組企業になっていきます)

 

 

しかし日本においてそういった企業というのはかなり稀です。日本は原料を輸入して付加価値をつけて製品として輸出する、輸出大国なのです。
原料を安く購入できるのは嬉しいものの、日本で製造した製品を売る際、海外の会社からすると日本の製品は高すぎるのです。
あまりに高すぎるため、日本の製品は売れなくなりました。

 

日本を代表する産業というと自動車産業が思い浮かびますよね?例えば国産の自動車が100万円でそれよりもちょっと性能がいい会社が1000万円といったらどちらを買うでしょう?
少々性能が悪くても100万円で国産の自動車を買いますよね?それでも2000万円の外車を買うスーパー金持ちはそうはいないはずです。

 

そうやって、日本の企業は技術力は高いものの、為替に悩まされ思うように製品を売りお金を手に入れることが難しくなってしまいました。

 

そのように売れなくなってくると大きい企業は何をするのかというと、コスト削減に取り組むようになります。自動車会社であると、製鉄会社といった取引先の製品をどんどん値切るようになっていくのです。
すると悪い連鎖で今度は製鉄会社が取引先の製品を値切ってきます。私が以前勤めていた会社は製鉄会社がお得意様だったので、上述したように原料は安く輸入できたものの、買い叩かれる様になってしまったので、結局利益は少なくなってしまいました。

 

 

 

さらにデフレが進行し、コスト削減も間に合わなくなってしまうと日本の企業はどういったことを考えるでしょう?
日本で製品を作ると高いから海外に工場を移すということを考えるのです。そうすると、人件費も安く製品が作れますし、日本より税金が低いのであれば利益も大きくなりますし、企業としてはメリットが大きいですよね。
ただ、企業として考えるとメリットが大きいように感じるかもしれませんが、日本としては企業が海外に進出するというのはいいことばかりではありません。

 

まず海外に子会社を設立した場合は、日本の親会社とは別人格の会社となってしまいます。つまり、現地で法人税を払うようになるのです。そうすると日本で製造した場合と比較すると明らかに税収は減ってしまいます
また、日本で製造していた分を海外で製造するということになれば雇用も減ってしまいます
雇用が減ってしまうと、お金を日本で稼いで所得税を収める人も少なくなってしまいますし、そのお金を日本で使うという人たちもいなくなるわけですから、経済から考えると間違いなくデメリットが大きくなります。

 

すると更に日本の企業の状況は悪くなり、海外移転が更に進行したり、場合によってはリストラもすることでしょう。

 

 

デフレ政策を実行すると、こういった悪循環が起きてしまったのです。

 

 

インフレが起きても日本の景気が戻るには時間がかかる

ではデフレの反対、インフレが起きると日本の状況はかなり良くなっていくのでしょうか?
普通に考えたらデフレの反対なわけですから好転するように思われます。
しかし、残念ながら実際の経済ではそううまく言ってないのはご存知の通りです。

 

 

何故うまくいかないのかというと諸説ありますが、まず海外へ工場を移した企業が再度日本に戻るメリットがないということが挙げられます。
せっかく様々な資金を投下して海外に工場を移したのです。少しインフレになったところで相変わらず日本の人件費は高いし、法人税も高いです。となると日本に戻るメリットが少ないんですよね。

 

また、企業もデフレという危険な状況を経験したので、生半可なインフレが起きたところで万が一を考え財布のヒモを固くしてしまっています。
すると折角のインフレでも消費は起きづらく社員の給与も上がらず、経済が好転しづらいのです。

 

また、現在は日本円がある程度強いために何かあるとすぐ円高へ振れてしまうというのもインフレが起きづらくなってしまっている原因なんですよね・・

 

 

 

ただ、景気が好転しづらいというだけで長期的なインフレというのは間違いなく日本経済へいい影響を及ぼします。
インフレは市場にお金が増えるわけなので、増え続ければいつかはそのお金が我々庶民の元に給料などの形で届くようになっているのです!!
すると、日本の経済は上手く回り始めるようになるはずなのです。

 

まぁ給料が上がるのを待たなくても、日本に投資文化がちゃんと根付いていれば給料という形で好景気を実感するよりも先に株価や配当金という形で好景気を実感できたんですけどね。
(関連記事:あなたが長期株式投資をすると日本の経済が回りだす!)

 

まぁ、時間はかかるかもしれませんがデフレよりもインフレというのははるかにいいのです。
ただ現在の経済状況を考えるとインフレで好景気になるには時間がかかるので気長に好景気を待つことにしましょう(^_^;)

 

 

 

 

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