利益の種類~営業利益~
営業利益というのは、利益の種類①でも説明しましたが、
粗利から人件費や宣伝広告費(合わせて販管費)を引いたものでしたね。
この営業利益は、株を買うのに、非常に参考になるデータとなります。
なぜならば、
営業利益はその企業の本業での稼ぐ力を表しているからです。
本業での稼ぐ力とは、どういうことでしょうか?
人間で例えてみましょう。
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金持ちのAさんとBさんがいます。
AさんはIT系の敏腕社長で、年商10億を稼ぎます。
一方、Bさんは親がアラブの石油王で、働いてもいないのに
パパからのお小遣いを年に10億貰い、豪遊しています。
さて、AさんとBさんでは、どちらがすごい人でしょう?
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もしかしたら、「パパが石油王!?そっちの方がステキ!!」って方もいるかもしれませんが、
能力が高いのは、Aさんですよね(笑)
Aさんは自分の力で稼いでいるのに、Bさんは他人の力で稼いでいます。
あくまでも人間として稼ぐ力があるのは、Aさんなのです。
Bさんはもしかしたら、7の段も言えないくらいバカかもしれません(笑)
さて、同じことが会社でも言えます。
経常利益や純利益といったものは、「お小遣い」が含まれている可能性があります。
(逆に、「お小遣い」をどこかにあげている可能性もあります)
つまり、一番会社の能力を表している利益が、営業利益なのです。
また、営業利益率(営業利益/売上高 ×100)を見れば、どのくらい効率的に企業活動ができているかが
分かります。
長期株式投資を行うのであれば、業種にもよりますが営業利益率は8%程度欲しいところです。
ちなみに、私も株を所有している〈カカクコム〉は2016.3月決算で、
営業利益率が47.3%と、日本トップクラスの高営業利益率企業となっております。
自分の会社がどのくらいかを調べると、この数字がどれだけ驚異的か分かるはずです(笑)
私の会社は非上場の中小企業メーカー(200人程度)ですが、営業利益率2.5%程度です。
グスン。。
いかがだったでしょうか?
是非、株を買う際は営業利益に関してもチェックを怠らないでください。
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