セブン銀行の積極的な攻めの姿勢【ドレミングと協業】

セブン銀行の積極的な攻めの姿勢【ドレミングと協業】

セブン銀行の積極的な攻めの姿勢

セブン銀行がドレミング株式会社という企業と協業し、ドレミングの「リアルタイム振込機能」を活用して給与の即払いサービスを提供するという基本合意がなされました。
(関連記事:「リアルタイム振込機能」の活用についてドレミングと基本合意)

 

セブン銀行もだいぶ大きな会社になっていますが、そんな大企業がドレミングのようなスタートアップ企業(独自のアイディアでビジネスモデルを築く成長企業)と手を組んで成長していくというのはすごいことだと思います。
普通大企業というのは行動が遅いものなんですがね。

 

今回はこのドレミングとの協業について考えてみたいと思います。

 

 

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ドレミングとの協業によりどのようなサービスを提供する?

ドレミングとの協業により、セブン銀行はリアルタイムな給与の支払いが可能となります。
今までの勤怠システムでは、働いた時間を管理して給料日に一括して振り込むというやり方でしたが、働いてすぐに給与を貰うということが可能になります。
ドレミングはそういった早さを実現するプラットフォームを提供するわけですね。

 

セブン銀行,ドレミング

 

 

お金に困っていない所得を貰っている人たちからすると、便利さはいまいち実感しづらいかもしれませんが日々の生活に困っている人たちからするとこれはとてもありがたいサービスですよね。
リアルタイムに給料をもらえるとなると、勤務した帰り道にそのお給料で晩御飯の買い物をするということが実現されるわけです。

 

日本に毎日の生活に困るほどお金のない人はいるのかと思いますが、意外といるみたいですよね。
最近ニュースになったんですが、メルカリやヤフオクで現金の出品が禁止されたというのを知っていますか?

 

1万円のお金が1万3500円で出品されており、そしてそれを実際に買う人がいるわけです。
一般市民の経済感覚からすると理解できないのですが、お金に困っている人はクレジットカードの利用枠を現金化する為に3500円の損を承知で、1万円を1万3500円で購入していたのです。
こういった人たちからすると、働いてすぐにお金がもらえるというのはありがたいですよね。

 

 

今後変わるであろう働き方に対応した金融サービス

こういったサービスは今後変わっていくであろう働き方に柔軟に対応できるサービスです。
実感の湧かない人はたくさんいると思いますが、現代社会では一つの定職で働き続けるという働き方はじわりじわりとオワコン化(終わったコンテンツ、古いやり方)になりつつあります。

 

今はCAMPFIRE(キャンプファイヤー)のようなクラウドファンディングが簡単に仕事を頼むようなプラットフォームを提供していることで働き方改革が起きています
これからは一つの定職に就くのではなく、複数の仕事を行うという働き方に変わっていくことでしょう。

 

そしてそういう社会の変革が本当に起きていくのであればセブン銀行はとても将来有望な投資先の金融業ということになります。

 

 

セブン銀行のビジネスモデルは?

このドレミングとの協業というのはどういったモデルで収益が集まるのかという全容がいまいち掴めませんが、私の想像の範囲では振込手数料ATM手数料の増加が期待できるのではないかと思います。

 

振込手数料はセブン銀行の企業口座(セブン銀行)から従業員口座へ振込む際に発生する手数料です。
この手数料を企業からもらえるとなると、増収益に繋がりますね。

 

そして、こういう便利なサービスを提供することでよりセブン銀行のATMを利用するようになり、ATM手数料の増収益が期待できます。

 

こういったものはどこまでの増収効果があるのかは今後に注目ですね。
もしかしたら、この協業自体での収益化というのは特に視野に入れておらず、次のステップで儲けるように考えているのかもしれませんね。

 

 

セブン銀行の次のステップ

こういった即入金のサービスが役に立つのは日本よりも発展途上国の方でしょう。
我々日本人は銀行口座を誰でも持っていますが、世界では20億人が銀行口座を持っていないようです。

 

そういった人たちが銀行口座を持たなくてもアプリでピッとするだけでATMからお金をおろしたり、お金をおろしさえせずにそのままアプリで買い物ができるというサービスを提供するということが実現できるととても便利な世の中になりますよね。
上記のようにアプリを利用してお金をおろすというのは日本でもラインペイでセブン銀行が試みていることです。
(関連記事:ラインペイと提携したセブン銀行の将来予想)

 

発展途上国の企業としても助かりますよね。日払い労働者へ資金を提供する為に今までは大金を持ち歩く必要があったのに、それが必要なくなるわけです。

 

そういうビジョンがあるのであれば、発展途上国でATMを設置していく足掛かりとなります。
日本と同じようにコンビニとATMが設置できるということであれば、ノウハウは同様にできるでしょうから大きな収益化に繋がりますよね。

 

アプリだけで買い物ができるという場合もそのアプリ提供会社から手数料が貰えるので、それはそれでビジネスとしては成り立ちます。

 

 

 

 

どんどんお金の電子化が進んでいる現代社会なので、セブン銀行への投資はいつか見切りをつける必要があると思っているのですが、このようにどんどん成長の余地があるのでしたら話は別ですね。
セブン銀行がどのように成長していくのか楽しみです。

 

 

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