川崎のセブン銀行有人店舗に行ってみた

川崎のセブン銀行有人店舗に行ってみた

セブン銀行の有人店舗に行ってみた

セブン銀行
セブン銀行は今年(2017年)の5月に「多文化共生・観光推進に関する協定」というものを川崎市と締結しました。
(発表資料:川崎市と株式会社セブン銀行の協定締結について)

 

たくさんの外国人が働く街の川崎市と外国への送金に強みを持っているセブン銀行の、見事なコラボレーションですよね。

 

タイやベトナム、インドネシアといったアジアの発展途上国からすると日本は賃金が高いので、日本で働いてそのお金を祖国に送金すれば、かなりメリットが有るわけですよね。
私はタイに行ったことがありますが、食べ物に関しては物価が1/5~1/6程度に感じました。下のような大きい鶏肉がのった料理カオマンガイが120円程度で食べることができましたからね(^^)

 

カオマンガイ

 

 

 

セブン銀行はATM設置により収益を生むビジネススタイルなので、基本的に有人店舗はないのですが、わざわざ人を置いたり場所代を払ってでも、外国人を囲い込みたいのです。
ここで囲い込めると、日本への出稼ぎ外国人労働者から外国人家族への定期的な送金手数料が入ってくるんですから。
セブン銀行のビジネススタイルには反しているかもしれませんが、コストをかけてでも、こうした外国人労働者の囲い込みは長期的にメリットが有るわけです。
(関連記事:セブン銀行は異質の収益モデルを築く金融株!!)

 

 

というわけで、折角私は川崎に住んでいるし、セブン銀行に投資をしているのでこのセブン銀行の友人店舗を視察してきました(^^)

 

 

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日本語講座や行政サービスを紹介

川崎アゼリアの地下にあるセブン銀行有人店舗へ行き、パッと目についたのは、無料の日本語講座の紹介パンフレット。

 

 

日本語講座 行政サービス 紹介パンフレット

 

 

なるほど。川崎市は工業地帯ですので、そういった業界というのはかなりの人手不足です。実際、私は川崎の工事現場の営業を担当していましたが、かなりの人手不足だったので、ベトナムやインドネシアから外国人がたくさん工事現場に来ていたんですよね。
しかし、そこで困ったのが日本語が通じないこと!日本の工事現場は安全にとてもうるさいので、怪我とかされたら困るわけです!もし怪我をした場合、ただでさえ納期がカツカツなのに、すべての工事を一旦停止しなくてはいけませんし、次回からとても面倒な対策をしなくてはならなくなります。

 

極端な話、「立入禁止」と書いてあるのにその字が読めなくて外国人が入っていってしまい、その立入禁止エリアで怪我をした場合は、次回からバリケードを立てて、鍵をかけて入れないようにするという対策が必要になるかもしれません。

 

怪我なんかされては困るので、工事をしてもらうお客さんとしては、全員日本人に仕事をしてもらいたいわけですが、人手不足なため、外国人にも仕事をしてもらわなくては、納期に間に合わせることができないという状況になっているのです。

 

そういった問題を解決するのに、川崎市としては講座料金を無料にしてでも、外国人にはたらくための日本語を勉強してほしいわけですね(笑)

 

川崎市と外国人労働者の間で、素晴らしいギブアンドテイクが成り立っています。

 

 

また、外国人労働者のための行政サービスの紹介パンフレットもありました。働きながら困った場合にどこへ行けばいいのか、どこへ相談すればいいのかということが英語、中国語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語、タガログ語、ベトナム語と様々な言語で書かれたパンフレットですね。

 

怪我をしたときは消防署、盗難は警察、住民登録は区役所、仕事を探すときはハローワークと、様々な行政サービスが場合別に紹介されています。

 

 

そして、川崎市とセブン銀行が提携しているということは、上で挙げたような行政サービスでは、セブン銀行のパンフレットが置かれているということですよね?(確認してないけど!)
また、例えば外国人労働者がハローワークへ「働きたいんですけど・・」と相談しにいき、「ゆくゆくは銀行口座が必要となるので、開設しておくといいですよ。口座の解説方法はアゼリアにあるセブン銀行で外国人向けに詳しく解説してくれます」なんて紹介してくれるわけですよね!?
様々な川崎市の行政機関とつながることができるのであれば、むちゃくちゃセブン銀行にとってもメリットがあるじゃないですか!!

 

 

デビット付きキャッシュカードを勧められた

さて、肝心のセブン銀行のサービスはというと・・
デビット付きキャッシュカードに関するパンフレットが、多言語で置かれていました。

 

セブン銀行 デビット付きキャッシュカード パンフレット

 

 

セブン銀行 デビット付きキャッシュカード パンフレット

 

 

セブン銀行 デビット付きキャッシュカード パンフレット

 

 

書いてある内容は日本語バージョンとほとんど一緒ですね。
ということは、デビット付きキャッシュカードがセブン銀行の外国人向きサービスの根幹に関わっているわけですね。

 

家に帰って、セブン銀行のデビット付きキャッシュカードについてちゃんと調べようと思っていたら、店員さんに話をかけられました。

 

店員「デビットカードについて興味をお持ちですか?」

 

私「え!?あ・・はい」

 

人からのすすめを断れない私は店員さんの話を聞くことになりました。
まぁ、人に聞きながらの方が理解し易いですし、勉強するいい機会ですよ(泣)

 

というわけで、セブン銀行のデビット付きキャッシュカードについて店員さんに教えてもらいました。

 

 

デビット付きキャッシュカードを知らない人のために説明しておきましょう。
デビット付きキャッシュカードとは、銀行口座カード(キャッシュカード)にデビット機能が付いているのです。クレジット機能が月末等にまとめて後払いするのに対し、デビット機能は何かを買ったときにキャッシュカードの残高から即払いをするのです。

 

即払いのおかげで、クレジットカードのように働いているかなどの信用を審査されず、誰でもカードを発行することができます。

 

クレジットカード会社も「外国人にクレジットカードを発行して、利用限度額を使うだけ使われて、後は国に帰られました」なんてことになると、ちょっと面倒ですからね。デビット付きキャッシュカードはその辺がとっても楽なのです。

 

このデビット機能は海外でもショッピングやキャッシング(出金)に利用できます。
ただ海外のショッピングでデビット機能を利用すると、3%の手数料がとられてしまうのでクレジットカードを利用する方がお得ですね。
出金に関してはお得に利用できる場合があります。それは、低い金額の出金です。
例えば10000円を海外へ送金する場合、セブン銀行では990円の手数料がとられてしまいます。ただ、デビット機能を利用して海外で出金する場合は3%+108円の手数料なので、408円しか手数料がとられません。
10000円の送金でこの程度の手数料というのは、楽天銀行やSBI銀行の送金サービスと比較しても最安水準ですね!!
ちょっと海外旅行でお金が足りなくなったときに便利そう!!

 

ただ、金額があがるにつれて海外送金の方が手数料が安くなっていきます。
50000円を海外に送金する場合、セブン銀行を利用すると1500円の手数料がとられます。一方、デビット機能を利用して海外で出勤する場合は3%+108円の手数料なので、1608円の手数料がとられます。これなら海外送金の方が安いです。

 

 

 

とまぁ店員さんと話していて、こんなことがわかりました。
デビット付きカードの便利さは正直、楽天銀行やSBI銀行と比較しても同じようなものかな?と思いましたが、セブン銀行に投資している長期投資家としては、海外の労働者を囲い込んでいるという部分はかなり気に入りました(^^)

 

現在着々と株価が上昇していますが、機会があったら追加投資も検討して良い企業ですね。

 

 

 

 

 

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