3.PERの妥当性を評価する

3.PERの妥当性を評価する

3.PERの妥当性を評価する

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以前の記事1.「割安」ということについて考える【PERを学ぶ前の導入】では、割安かどうかの評価は卵で考えても難しいという話をしました。株ならなおさらです。

 

今回も卵で例を挙げつつ、PERの割安さを評価するということについて書いていこうと思います。

 

 

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PERが低くても本当の意味で割安ということにはならない

PERが低いということはまるで卵が安いということです。
しかし、あなたが1パック30円の卵を手に入れたと考えてください。あなたはその卵を激安だと思って何も考えずに飛びつきますか?

 

「これは安すぎる。何か裏があるんじゃないか」と思って疑いますよね?

 

余談かもしれませんが、卵の賞味期限はどうやって決まるか知っていますか?それは、鶏が卵を産んでから何日目とかで決まっているのではありません。パック詰めした日から2週間となっています。
つまり、極端なことを言えば鶏が卵を産んでから10年経っていたとしても、本日パック詰めしたとしたら賞味期限は2週間後です(笑)

 

このように、余りにも安すぎるものというのは疑ってかからなくてはいけません。
もしかしたら卵が割れているのではないか?腐っているのではないか?
あなたはそういったことを疑って店員さんに聞くはずです。「この卵はなぜこんなに安いんですか」と。

 

 

さて、話をPERに戻しましょう。
PERとは割安さを測る指標なのですが、完全に割安さを表しているとは言い難い指標です。
なぜならば、PERとは安さしか表していない指標だからです。
卵10個入り100円というのを安いと思ったら、それはウズラの卵であるかもしれないように、PERのみを信じてやすいと思って株を買ったら、その株は今にも倒産しそうな企業の株かもしれないのです。

 

では、PERが低い株に遭遇したらどうするのがいいのでしょうか?
あまりにも怪しいので、買わないというのが正解なのでしょうか?

 

もしかしたらその方が失敗はしないかもしれませんが、千載一遇のチャンスを逃してしまう可能性も高いです。
そんな勿体無いことをするのは辞めましょう。

 

そんなことよりもっといい方法があります。

 

上の卵の例を思い出してほしいのですが、あなたは1パック30円の卵に出くわした際、「この卵には裏があるんじゃないか」と疑って何をしましたか?店員さんになぜ安いのかを聞きました。

 

店員は「え、いや〜」と言葉を濁すかも知れません。
もしくは「誤発注で200パック仕入れるつもりが、2000パック仕入れてしまったんです。人助けだと思って買ってください(泣)」と言ってくるかもしれません。

 

前者だったら怖いですけど、後者だったらこれはチャンスだ!って思いますよね?

 

 

 

安いものを見つけた時に大事なことは、安い理由も見つけることです!
この原則は株にも当てはまります。

 

PERが低い(低くなる)のには理由があります。例えばですが以下のようなものがあります。

  • 今後の成長性に期待が持てない
  • 不祥事を起こした
  • 世界的に不景気
  • 業績がいいにも関わらず、正しく企業が評価されていない

 

このようなことが起きると、しっかり利益を出しているのに株価は低い、つまりPERが低いということになりやすいです。

 

 

PERの妥当性を評価する

PERが低い理由が分かったら、その理由に対し株価が妥当なのかを自分で判断すればいいのです。
いくつか例を出してみましょう。

 

不正会計を役員クラスが指示していたことが発覚

とある企業が不正会計をして株価が下がった結果、PERが低くなったとしましょう。
復習ですがPERは以下の式で表されているので、株価が下がったらPERも下がるということはわかりますよね?
(関連記事:2.PERの計算式について考える)
PERの公式

 

この不正会計に対してどのように考えるかは人によります。
ただ私の場合は「確かにPERは低いが、役員が指示しているということは、会社自体が不正を行う体質の会社の可能性がある。もしかしたらまた繰り返すかもしれない。安い株であるとしてもこの企業への投資は避けよう」となります。

 

人によっては「不正会計に対する記者会見を見たが、本当に役員一同反省をしているようだった。二度とこの会社は不正を行わないようにコンプライアンスを強化していくことだろう。ということはこのPERは低すぎる。割安だし買いだ!」なんて思う人もいることでしょう。

 

人によって持っている情報の材料が違ったり、見方が違ったりするので、割安か割高かの判断が真反対の考えになることもありうるのです。
次にもう一つ例を挙げます。

 

食品会社において異物混入事件が発生

食品会社において異物混入事件が発生し、PERが下がっているとしましょう。
ニュースを良くよく調べてみると、どうやら製造ラインの職員が故意に異物を混入していたというのです。

 

こういう事件があった場合は私は次のように評価します。
「プライベートがうまくいかず、むしゃくしゃして異物を混入していたのか?異物混入の原因の男は逮捕されたし、会社が恨みを買うようなことをしたわけでもない。ということは次に同様の事件が起きる可能性は極めて低いのではなかろうか?PERが低いし、この会社の株を買おう!」

 

このようにしっかりと妥当性を評価して挙げましょう。

 

他にも実際に起きた不祥事を投資の観点から評価している投資日記があります。
興味があったら見て下さると嬉しいです。

 

私が実際に投資をしているDeNAがパクリ記事を量産していた事件

  1. DeNAのモラル
  2. キュレーションサービス問題会見の様子【DeNA】
  3. 【DeNA】第三者委員会の調査結果について

 

菊川怜さんと結婚した穐田誉輝に婚外子がいた事件
穐田誉輝さんに婚外子で株価下落中!穐田銘柄買い時か?

 

東芝の不正会計を例とり記事を書いています
株は急落したものを買えば儲かる?

 

 

よく調べ、納得のいく回答を導こう

PERは安いということしかわからないので、その株が本当の意味で割安なのかはしっかりと調べなくてはわかりません。
大事なことはよく調べ、自分が納得のいく回答を導き出すことです。

 

ここを疎かにすると投資が適当になります。
適当な投資をするとちょっと株価が下がったくらいで、慌てて頻繁な株の売買をしてしまいます。頻繁な株の売買は長期投資にとって好ましいことではありません。
(関連記事:長期投資で発生するコスト)

 

PERが低い理由が分かれば、多少株価が下がったくらいでは不安になることなく、冷静に投資判断が下せるようになります。
よく調べ、情報を整理精査し、投資するべきかどうかを判断しましょう。

 

 

 

 

 

PERが低い企業を探すには?
楽天証券のスクリーニング機能を使いこなせば優良株がきっと見つかる!

 

 

 

 

 

 

 

 

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