「お金」も孫の「肩たたき券」も本質は一緒
すごい変なタイトルを付けてしまいました笑
今回は「お金」も孫の「肩たたき券」も本質は一緒というお話です。
お金論を話すには、まずお金とは何なのか?を理解する必要があります。
そのお金の本質というものが分かってくると、お金も肩たたき券も本質は一緒ということが分かります。
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1万円札に1万円の価値はない
我々は、普段1万円札や5千円札といった紙幣を何の気なしに使用しています。
当たり前ですが、1万円札には1万円の価値が、5千円札には5千円の価値があるわけです。
しかし、これってよくよく考えたら不思議ですよね?
1万円札ってタダの紙じゃないですか。しかし、そんな紙を渡すと、みんな喜んで食料だったり生活雑貨だったりを交換してくれます。
闇金ウシジマくんというマンガで読んだのですが、1万円札っていうのは製造費は約28円らしいですよ。
そんなものを我々はありがたがって、一生のうちの大半の時間を削って働いたり、ときには人を騙したり、殺したりしているわけです。
不思議な話ですよね。
なぜ28円という価値しかない紙に1万円相当のものを購入する力が与えられているのでしょうか?
お金の価値は日本銀行が保証している
日本の紙幣の正式名称は知っていますか?日本銀行券といいます。
そういう名前であるからには、紙幣というものは日本銀行が発行しています。
日本銀行といえば政府の銀行や銀行の銀行なんて異名がある日本の中央銀行です。
私は中学生や高校で「社会」の勉強をしていたときに、日本銀行は銀行の首領(ドン)ってイメージを持っていました笑
今考えてもあながち間違ったイメージではないと思います。
さて、そんな日本の大機関である日本銀行様が言うわけです。
「この1万円札には、1万円の価値がある」と。
こうやって28円の紙に1万円の価値が吹き込まれました笑
すごい単純な話ですね。
「これは1万円である」というルールを権力者が作ったというだけです。
しかし、ただルールを作っただけでは問題があります。私がそんなルールを作っちゃダメなんです。
ちゃんと紙幣の価値を保証できる人(機関)が作っているのか?ということが問題になります。
日本銀行の場合、日本銀行の株の55%を日本政府(財務省)が保有しています。
つまり、日本銀行は日本政府の子会社みたいなものなのです。
よって、実質日本銀行券という紙幣は日本政府に保証されているのです。
日本政府が保証しているのですから、少なくとも日本人はみんなその券を安心して使えますよね。
民主主義により日本政府というものが成り立っており、その日本政府が保証した日本銀行券は日本の国民みんながその価値を認めざるを得ません。
そうやって28円の紙に1万円という価値があることを誰も疑わなくなっているのです。
もう少し小さい世界の話をすると、商店街の商品券(例えば1千円分)だって商店街という狭い世界ではお金として成り立っています。
これは、商店街のみんなが「その商品券には1千円分の価値がある」と認めているから、商品券に1千円の価値が吹き込まれています。
もっと小さい例を出すと、この記事のタイトルになっている「肩たたき券」も同じです。
孫が発行する「肩たたき券」の価値はもちろん発行元である孫が保証しています。
ただ、日本銀行券(紙幣)や商品券と違い、肩たたき券の価値が数値化(1万円や1千円といった数値)されていないだけで、本質的には日本銀行券も商品券も肩たたき券も全て一緒なのです。
お金の本質は信用だということ
こういった日本銀行券、商品券、肩たたき券といったものの事例をみていくと、お金というものの本質が見えてきます。
1万円札(日本銀行券)には実際1万円の価値はなく、28円でした。
商品券や肩たたき券だって、タダの紙なのでその券自体に価値はありません。
1万円札や商品券、肩たたき券はあくまで価値を代替した紙なのです。
しかし、価値を代替した紙は、発行元が「その紙には1万円の価値がありますよ、肩たたき券の価値がありますよ」と保証することで代替品としての役割を果たしているのです。
この保証が信用であり、信用こそ「お金をお金たらしめているもの」の正体なのです。
お金は信用というものがあってこそ成り立つのです。
日本銀行券というお札(お金)は日本政府の信用があるからこそ、お金として成り立っているのです。
当たり前のことですが、私が勝手に100万円札なんてものを作ったところでそんなものは成り立たないのです。
なんせ私には信用がありませんから。
私が衝撃を受けた信用の話
お金は信用であるという話は、何度か聞いたことある話です。
私もちゃんとお金は信用である理解しているつもりだったのですが、とても衝撃を受けた話があります。
その話を聞いたときは、私は「お金は信用である」という言葉面だけ知っていただけで、やはり本当の意味では理解していなかったんだとへこみました。
その話はホリエモンの「ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく」に書いてありました。以下引用となります。
以前、「評価経済社会」を唱える評論家の岡田斗司夫さんとイベントで対談させていただいたとき、岡田さんはこんな例え話をされていた。
ツイッターで100万人のフォロワーがいる人にとって、1憶円の資金を集めることはなんら難しい話ではない。しかし、どこかの誰かが1憶円の資金を投じても、100万人のフォロワーをつくることはできない、と。
「お金」よりも「信用」が価値を持つ時代は、すでにはじまっているのだ。
これには、ガツンと衝撃を受けました。
私は、基本的には人と会うのが苦手で嫌いです。よっぽど仲が良い人とではないと飲みたくないし、あまり別のコミュニティに属したいとも思っていませんでした。
それなのに、私はお金が欲しいと願っていました。
しかし、お金が信用であるという価値観のもとでは、これは矛盾した考えなのです。
信用は、誰か別の人が存在してこそ信用という概念が生まれます。誰かと関わっていなければまず信用がそもそも生まれません。
信用がなければお金は生まれません。
お金を手に入れようと思ったら、まずは信用を手に入れなければならない。信用を手に入れる為には自分を知って貰い、信用を生まなければならない。
こんな単純なことも分かっていなかったのです。
単細胞と思われるかもしれませんが、私はすぐにツイッターも始めました笑
Facebookも、仲のいい人しか繋がっていませんでしたが、知っている人には友達申請するようにしました。
現在無職の私ですが、とりあえずは衣食住の為の信用稼ぎをしています。
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