DeNAのMERY復活キタｗｗｗ

服と少女

DeNAがMERY復活をプレリリースしましたね。ついに来たか～って感じです。
まだまだ補償問題は続いており、ニュースを見てもあまりいいようには書かれていないので風当たりはしばらく強いことでしょう。

まぁ実際には記事掲載に至るまでの作成、編集、校閲などのノウハウが必要な業務に関しては小学館がして、DeNAの仕事はというと、システム構築やネット上のマーケティングなどのサポートをしていくみたいなので、コンテンツの所有は小学館ということになりますね。

今回はDeNAに投資している私の中でMERY復活について思うところを書いていこうと思います。

DeNAのキュレーションサイトは何が問題だったのか？

DeNAのキュレーションサイトは2016年末に停止されました。
(関連記事：DeNAのモラル)

簡単に書くと、以下のようなことが問題として当時は挙げられたわけです。

記事の正確性に欠けていた。(根拠に乏しいことを書いていた)
他サイトの記事内容をパクっていた。

そして第三者委員会の調査により、自社で記事作成を手がけているDeNAはキュレーションメディアであり、Naverまとめみたいな一般記事を集めるようなキュレーションプラットフォームとは異なるということが問題であるということが発覚しました。
(関連記事：【DeNA】第三者委員会の調査結果について)

つまり、自社で記事を作成していることにしておきながらその記事というのはgoogleからペナルティをくらわないように巧妙に他人の記事を継ぎ接ぎして量産していたわけです。更に記事に載せる画像に関しては元記事へのリンクも載せず丸パクリです。

コンテンツというのは万引きと違って盗んだという意識はどうしても低くなってしまいますが、やはり画像だったり文章のようなコンテンツの所有権はコンテンツ作成者にあるわけですからね。ドロボウと言われても仕方ないですよね。

ただ、現状の法律ではLINE社のNaverまとめもグレーゾーンとして存在している限り、画像や記事の出典元のリンクさえあればそれはパクったことにはならずあくまでも引用という形になると考えられます。
日本の法律では他人のケーキをちょっとずつ摘むように記事を作ればそれは窃盗やパクリではないのです。

ということは、納得がいかない方も多いかもしれませんが、DeNAが作成していた記事の中で法律上まずそうなのは、著作権を侵害している「画像をパクった」という行為だけなのではないでしょうか？

もちろんモラル違反はそれ以外にもありました。
Welqでは「幽霊の仕業かも？」という根も葉もない記事を書いていますし、検索エンジンからペナルティーをくらわず且つ法令違反にならないように他人の記事をパクッていたわけですからね。

ただ、ネット上で記事なんて誰でもかけるわけですから、当然嘘もたくさんあります。その中で大企業が運営しているからといってWelqでは嘘を書いてはいけないなんてことはありません。
記事のパクリも引用の範囲のグレーゾーンでパクっているわけですから法令違反かの判断は難しいでしょう。

そういうわけで、DeNAは世間の目を気にしないというのであれば、「画像の転載元のURLを掲載すれば問題ないんでしょ！」と言い張ることもできたわけですね。
それなのに、DeNAはそういうことをしなかったというのは評価したいですね。私がDeNAという会社にまだ愛想を尽かさずに持っている理由です。

引用とパクリの線引は難しい

DeNAのキュレーションサービス問題以来、web上の他人のコンテンツをパクってしまうという問題はどう解決すればいいのかなぁと思うことがあるのですが、中々いいアイディアは浮かびません。

引用とパクリの線引は難しいんですよね。引用のルールとしては、引用が記事の主であってはいけないということになっているのですが、10人から記事をパクッて継ぎ接ぎすれば、それぞれのパクリは1割程度となります。
すると1割程度になるとそれはパクリではなく立派な引用になるんですよね。これは仕方ないです。

引用のルールを厳しくして、例えば2割の引用はパクリとしてしまうと、今度は学術分野のようなものでも弊害が出てしまう可能性があります。
そういう問題は避けたいので、やはりルールを変えるというのは中々大変ですよね。

人の資産をどんどんパクったものが勝ちという状況をなんとかしてくれるのはもはやグーグル神しかおりません(笑)
検索アルゴリズムのアップデートでグレーなことをやっているサイトを一掃してくれることを願うのみです。

MERYはキュレーションプラットフォームになるのか注目

MERYの復活に話を戻しましょう。長期投資家としてDeNAのMERY復活において一番注目するべき点は、やはり記事の品質ですね。

ちゃんと独自の記事であるのか？
画像はオリジナル画像か？
Naverまとめのような他人のコンテンツの切り貼りではないか？

といった部分に着目すれば、自ずと記事の品質が分かることでしょう。
Naverまとめのようなことをやっていたら論外ですね。あれはただ他人のコンテンツを盗んで記事を量産して、検索順位を上げるという、検索エンジンの穴をついただけの手っ取り早い金儲けです。
そんなことをしたら、少し世間のバッシングのほとぼりが冷めるのを待ってから、資本にものをいわせた儲かるビジネスに再度着手するというずる賢さが垣間見えています。
そこには企業としての理念も何もないです。ただお金目的で企業を運営していると私は判断し、DeNAへの投資を切り上げます。

また例えURLを載せていたとしても、画像を転載しているというようなことがあれば記事もパクっている可能性があります。そういった部分からも記事の品質を測る指標になるのではないでしょうか？

例え小学館が運営するといっても最初のうちは油断しないようにMERYを見張っていこうと思います。
きちんと正義を持った企業に投資するようにしたいです。

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