世界一の長期投資家ウォーレンバフェットは「優秀な経営者の会社に投資しなければならない」ということを述べています。
私としては、私のような庶民が優秀な経営者かどうかを判断する実力はないという持論を持っているので、このバフェットの言葉はそこまで重要視しないようにしています。
それはなぜかというと、経営者としての実力を判断するなら、自分も優秀な経営者でなければいけません。
音楽の素人が高級チェロと安物チェロの音色の違いが分からないように、経営素人の庶民投資家が経営者の優劣を判断するのはかなり困難です。
その為、大企業はおろか個人事業主にすらなったことのない人が経営者のことをいくら調べたところで、想像の中の話でしかないわけです。
それだったら、バフェットのようなパフォーマンスはあげられないとしても経営者の優劣は問わず、企業分析した方が効率的です。
また、私達庶民には経営者がどんな人間なのかということはその人に会うことができないので分かりません。
寿スピリッツ社長のように自著を出版してくれているのであれば話は別ですが、ネットで調べたところで他の人のフィルターを通して書いたような記事を関の山でしょう。
(関連記事:「全員参画の最強理念経営(河越 誠剛)」を読んだ所感~経営者の資質~)
経営者の資質を見極めるというのは、バフェットのような経営者としても優秀な人が直接会って話を聞いて初めて可能なのではないかと思います。
バフェットのような世界一の投資家に「会いたい」と言われて会わない人はいないでしょう。
なんセバフェットと会食するには億という金を払わなければいけないんですから。冗談ではなく、本当に2億何千万というお金でバフェットとの会食権利は落札されています笑
そういうわけで、私達庶民が経営者の資質を見極めるのは非常に困難です。
しかし、私は経営者として優秀そうかどうかというフィルターはあると思っています。
それはサラリーマン社長かどうかということです。
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サラリーマン社長は社員として優秀なだけで、経営者としては無難な判断しかできない
日本の会社ってサラリーマン社長が多いですよね。
社員として大した失敗もなく、何十年と勤務して社内の地位を築き55を過ぎたくらいで2~3年くらい社長をするというのが一般的なのではないでしょうか?
私としては、そんな人に経営者として優秀な人はいないと思います。
なぜかというと、今まで無難なことしかしてきていない為、意思決定も無難なものになってしまうからです。
それでは成長は見込めず、現状維持がやっとでしょう。
そもそもサラリーマン社長は別に野心というものもないです。そして、会社を成長させたところでメリットはほとんどありません。
別に株主というわけではないんですから。
会社が成長しようが現状維持だろうが、貰えるお給料はほとんど変わらないというのが現実です。
だとしたら、意思決定も変革的なことをやるよりかは自分の任期の間は現状維持でやってほしいというのが心情でしょう。
そんな会社が成長できるのかというと、難しいだろうというのを思います。
またサラリーマン社長は責任を負うということを嫌うので、意思決定も遅いです。
自分一人で決めればいいことを、わざわざ社内会議とかでお給料の高い役員を集めて決めるわけです。
時間の無駄ですよね。
優秀な人は自分の感性に従って意思判断を下すわけですからね。
最も分かりやすい例が、iphoneの生みの親であるスティーブジョブズです。
ジョブズは一人でどんどん決めていきました。非常にスピードのある人です。
iphoneのデザインにしても、いままで15個くらいあった携帯電話のボタンをジョブズの独断で1個にしたわけです。
庶民の考えではボタンはたくさんあった方が便利というのが普通ですが、それに逆らってボタン数を1個まで減らしたわけです。
当然社内からは反対の声もたくさんあったでしょう。しかしそれでも自分の感性に従い決行し、これほどまでに普及したわけです。
一人の優秀な経営者の力というのは本当にすごいものですね。ジョブズ一代でアップルは時価総額世界最高にまでのぼりつめてしまうわけですからね。
こんなことはとてもサラリーマン社長にできることではないでしょう。
まぁ、ジョブズクラスの偉業は世界中探してもできる人いないかもしれませんが笑
少し比較する人間を間違えたかもしれません笑
会社勤めしていても分かりますよね。
私の勤務していた会社の社長はサラリーマン社長だったのですが、とても優秀と思えるような人ではありませんでした。
なんでそんなことをするのかということばかりやっており、企業の業績が上向くようなことはなかったです。
周りの社員も特に尊敬のまなざしを向けていたというようなことはありません。
IT化にも疎いです。
こんな時代ですからどんどんITを取り入れて効率化を進めていき、時代に取り残されないような事業にしなければいけないのに、自分が疎い為IT化を進めることができません。
これでは、後進のベンチャー企業にすぐ追い抜かれることでしょう。
そういったことから、優秀な経営者の会社に投資しようと思ったら、少なくともサラリーマン社長の会社は避けた方がいいです。
避けて創業者社長に投資したからといって、その方が優秀なのかどうかは分かりませんけどね笑
あくまで確率論の問題です笑
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