長期投資のデメリットを調べてみると、結構な確率で書かれている言葉に「長期投資は暇」というものがあります。
これには結構ぐうの音もでないです笑
確かに長期投資は一度投資をしてしまったら特に何もする必要がないです。
むしろ、何かをしてしまうのを耐える必要があります。
今回は何もしないということも長期投資の一環であるというお話をさせて頂こうと思います。
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投資をするまでは長期投資も調べることはたくさんある
一度投資をしてしまったら、少なくとも1~2年は購入した株に対して何も考えない方が良いでしょう。
毎日の株価をチェックして一喜一憂するというのも時間の無駄です。さらには安くなったのを不安に思い株を売ってしまうということになるとかなりもったいない話です。
会社が何か不祥事を起こしてしまい、信頼できなくなったというのであれば売ることを検討してもいいかもしれませんが、一度投資をしたのであればなるべく自信を持ちたいものです。
(関連記事:長期投資と言っても1~2年で売ったらいけないというわけではない)
しかし、投資をする前となると調べることはたくさんあります。
その会社がどういうことをやっているのか、主力事業はなにか、昨年の決算書はどうか、今力を入れている事業の業界は今後どうなっていくのか・・・
調べようと思えば山ほど調べることがあります。
もしこの投資をする前の段階も暇だという人がいるのであれば、その人は恐らく長期投資のなんたるかを全く分かっていない人か、調べるまでもないくらいよっぽどその会社に精通している人かどちらかでしょう。
何もしないということの難しさ
何もしないというのは案外難しいものです。
私も長期投資はなるべく売買回数を少なくしなくてはいけないということを知りつつ始めたのですが、今考えると大した理由もなく一番最初に購入した2銘柄のトリドールや萩原工業の株は1年で売ってしまいました。
トリドールは960円で100株購入し、1322円で売却したので36,200円のプラスです(税金や手数料を除くと約28,000円のプラス)。
萩原工業は1360円で100株購入し、1750円で売却したので39,000円のプラスです(税金や手数料を除くと約30,000円のプラス)。
やはり、利益が出たものが安くなってしまうというのが怖かったんですよ。しかし売らずに現在まで所持していればトリドールは2,696円、萩原工業は2,570円とどちらも大幅上昇をしていました。
つまり、何もしないという選択の方が良かったということになります。
売買回数を増やしてしまうと、手数料が増えてしまうのであまりいいことはありません。どんどんコストが高くなってしまうので投資で収支がマイナスになる確率が高くなってしまいます。
(関連記事:長期投資で発生するコスト)
また株を購入するべきかどうかを悩んでいるという時も何もしない(購入しない)ということは大事です。
株を購入するときは、「このくらいの金額まで安くなったら株を購入しよう」というラインを決めていると思います。
そして実際に株価がそのラインまで安くなった、もしくはちょっと届いていないなんて時にまた購入するべきかどうか悩むはずです。
しかし、焦って手を出してはいけません。じっくり見極めるべきです。
確かにそんなことをやっていたら、投資するベストなタイミングを逃す可能性があります。
「あの時に投資をしていたら、今頃10万円の利益が出ていたのに・・」なんて思うことが多々あるでしょう。
それでも私はじっくり見極めるべきだと思います。何故ならば投資には見逃しこそあれ、見逃し三振はないのですから。
投資において一度バットを振ってしまうとそれはもしかしたらアウトになる可能性があります。しかし、バットを振りさえしなければずっと打席に立っていられるのです。どれだけストライクを取られようが資金がある限り、三振になることはありません。
じっくりじっくり自分が待っている球を待って、絶好球が来たら思い切りバットを振るべきなのです。
A社の株を見逃したところで、次に狙っているB社の株が安くなるのを待ちましょう。
投資で大きいミスをするくらいなら投資をしないで現金のまま所持した方が良いのですから。
売買回数を増やしたり、我慢できずに投資をした理なんてことをしてはいけません。
長期投資は何もしないということがベストであるという場合が多々あることを肝に銘じておきましょう。
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