株式投資はギャンブルとはまた別モノだということは株式投資はギャンブルじゃないで述べました。
しかしそれでも預金信者は以下のように考えているはずです。
- 株というものは危険だ、リスクが高い。
- そんな危険を冒さず、ノーリスクの預金が結局は安全だ。
しかし、預金がノーリスクだというのは全くの幻想です。数字のマジックに騙されていますよ。
数字のマジックとはどういうことか?
それは、預金というものは数字(預金額)が変わらないので、ノーリスクのように見えてしまうということです。
しかし、実際は預金にもリスクがあるという話を今回はしようと思います。
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100円の価値は時代によって変わる
分かりやすい例として、100円の価値を飴で考えてみましょう。
筆者の子供の頃(20年前)、飴やチロルチョコは10円で買うものでした。
つまり、20年前は100円で飴を10個買えました。
そして筆者の父親に話を聞くと、父親が子供の頃(50年前)は1円で飴が2個買えたと言っていました。
つまり、50年前は100円で飴を200個買えました。
そして現在。まぁ10円で買える飴もありますが、筆者が子供の頃と比べると、飴は小さくなってます。チロルチョコは20円です。
ということで、分かりやすく考えるため、飴を20円と考えましょうか。
現在は100円で飴を5個買えます。
さて、50年前から現代で100円を持っていた時の買える飴の数をまとめましょう。
【100円が持つ価値】
- 50年前→飴200個
- 20年前→飴10個
- 現在→飴5個
ここまで書けば分かりやすいのではないでしょうか?
50年前から100円を預金していた場合、昔は飴200個分の価値があったのに、現在では飴5個分の価値しかないんです!
(預金金利は0%としています)
つまり、100円という資産は1/40に減っているということになります。
どうでしょう?確かに話を大げさに書いていますが、少なくともこれを見ると預金が安全だということは幻想だということが分かるのではないでしょうか?
預金とは数字が見かけ上減らないだけ
上の例を考えると預金は見かけ上(数字上)減らないだけであるということが分かると思います。
確かに株などの金融商品は日々数%の金額が変動するので、まるで危険なもののように感じるかもしれません。
しかし、預金だけというのも危険な行為なのです。
50年間ずっと100円は100円のまま数字は変わらないかもしれませんが100円というお金の価値は1/40に下がっていたわけですからね。
ちなみに50年前に株を買っていたらどうなっていたでしょう?
株というものは、ある程度物価に連動しています。
2015年と1965年を比較してみましょう。
2015年の日経平均株価は大体18000円くらい。
1965年の日経平均株価は大体2000円くらい。
9倍程度になっているんで100円は900円になり、飴45個ですね。
まぁ100円を50年前から預金していた場合は、現在飴5個にしかなっていないんですから、預金するよりも株を持っていたほうがよかったんです。
つまり、株の方が預金よりもローリスクだったと言えます。
一概に預金の方が株よりもリスクが低いとは言い切れないのです。
しかし、そういったお金のからくりが分かっていない人は、妄信的に預金は数字が減らないから安全だと思ってしまうんですよね笑
このブログを読んでくださっている人は是非ともそんなおバカちゃんにはならないで下さい。
しかし、しっかりと理解しておいて頂きたいのは、今の話はあくまでも50年前から現代にかけてのいわば過去の話であるということです。
50年前の100円の価値は1/40に下がったかもしれませんが、現代から50年後にかけて、どうなるのかということは誰にも分かりません。
もしかしたら100円の価値は下がり続けるかもしれませんし、逆に2倍になる可能性だってあります。
ただ、筆者はどの国も緩やかにインフレを起こしていくと予想しています。その方が雇用も増えるし国の借金も見かけ上減っていくので、何かと経済的に上手く回ります。
(関連記事:デフレよりインフレが起きた方がいい?)
大事なことはしっかりとお金の知識や時代の流れを考え、資産を適切に「預金・株・不動産・金(きん)」のような金融商品にも配分させ、バランス良く持つことです。
決して預金しか考えないおバカちゃんにはならないで下さい。
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