バフェットは集中投資を推奨しているけど、分散投資の方がリスク少ないんでしょ?

バフェットは集中投資を推奨しているけど、分散投資の方がリスク少ないんでしょ?

バフェットは集中投資を推奨しているけど、分散投資の方がリスク少ないんでしょ?

集中と分散
集中投資、分散投資という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

 

こちらは対比的なものでして、それぞれにメリット、デメリットがあります。

 

競馬をイメージすると分かりやすいです。

 

 

集中投資は、競馬でいうところの一点買いです。

 

メリット:当たったらかなりでかいリターンを得られる
デメリット:外れたら目も当てられない

 

 

 

一方、分散投資は競馬でいうと、単勝(1等の馬を当てる)、複勝(1~3等までに入る馬を1頭当てる)織り交ぜながら、馬連(1~2等を当てる)を狙うといったところです。

 

当たる確率が高いのですが、当たってもリターンが小さくなってしまいます。

 

 

 

つまり極端なことを言うと、株での究極の集中投資はすべての資産1社の株を買うことになります。

 

しかし、実際にはここまで極端ではありません(^^)

 

 

一般的に集中投資というと、1社~5社、多くて10社程度に絞って投資することで、
分散投資はさらに多くの会社、もっと言えば異なる国にも投資することです。

 

 

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ウォーレン・バフェットは集中投資を推奨している

投資をかじったことのある方なら、誰でも聞いたことのある方だと思いますが、投資の神様といわれる人にウォーレン・バフェットという方がいます。
アメリカの長者番付上位に毎回名前を連ねる方で、世界中の長期投資家は、彼が発した言葉や彼が経営する会社バークシャー・ハサウェイの株主に送られる手紙を分析し投資を学びます。

 

そんなバフェットは、集中投資を推奨しています。

 

ただバフェットは運用する金額がかなりでかいので、集中投資といっても1~5社にしか投資していないというわけわありません。

 

しかし、7~8社程度で資産の75%を占めるポートフォリオとなっており、バフェットの愛する株として有名なコカコーラ株は毎年15~20%を占めています。
投資ファンドとしてはかなりの多さですね。それだけ集中させて投資しているということです。

 

ちなみに日本の投資ファンドはかなり投資先を分散させ、リスクを抑えようとしています。一番の投資先でもポートフォリオの2%程度です。
彼らは信託手数料を客から巻き上げることが目的であり、客のために運用しようなんて思っていないですからね(^^)

 

 

バフェットが集中投資を推奨する理由としては、優良な企業を見抜けば、投資を分散させる必要はないということです。

 

 

個人投資家はどのくらいの数の企業に投資すればいいのか?

では、我々個人投資家は何社くらいに投資をするのが良いのでしょう?
ちゃんと投資知識を持っていれば集中投資をするのがいいとは言っても、1社にのみ投資するというのは論外だと思います(笑)

 

何を持って、そこまで強気になれるのでしょうか?よほど自信があるといっても何が起こるか分からないのが株です。
それでは集中投資のメリットよりもリスクのほうが大きくなってしまうでしょう。

 

 

 

個人投資家レベルでは5~10社程度がベストなのではないでしょうか?
これ以下では少し投資を集中させすぎて、リスクが高いと思われます。

 

 

また、5~10社以上となると、1社1社の情報を調べるのも大変ですし、管理が大変になります。
個人投資家はほとんどがサラリーマンでしょうから、時間がさほどあるわけではありません。

 

そんな中で、会社の業績をきちんと調べて投資をするわけですから、あまり企業数が多いとなると一社一社の企業研究が疎かになってしまう可能性が高いです。

 

そういった意味でも、多すぎず、少なすぎずといった会社数は5~10社程度が妥当と言えます。

 

 

またリスクの分散という意味では、別の国にも投資するという方法も有ります。
普通投資をするというと、我々は日本人なので、日本の企業に投資をすることになると思いますが、他の国に詳しいようでしたら、そちらにも投資をするというのは、とてもいいリスクヘッジです。

 

投資とは、これから成長の期待がある企業へ行うものなので、ある程度成熟した日本よりも、これからの発展が目覚ましいアジア、いまだ成長を続けるアメリカへの投資はかなり魅力的です。

 

 

ただ、無理に国を分散させる必要はないと私は思います。
日本は成長は遅いとしても、崩壊する恐れの少ない優良な国なので、わざわざあまり内情を知らない海外の企業に投資するくらいなら日本の良く知っている企業に投資した方がまだマシというものです。
(関連記事:日本は長期投資先として魅力がない?)

 

 

自分の仕事なり趣味なりで、優良な海外の国だったり、企業だったりをよく知っているという場合においてのみ、投資する国も分散させるという選択肢をとれるようになるのです。
そういったアドバンテージのない方は、他国への投資はリスクヘッジではなく、ただのリスクにしかならないでしょう。

 

 

 

 

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